しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3270 ★ 臈纈屏風 羊木屏風 ◆◆◆

2017.11.5.

正倉院の羊の屏風(臈纈屏風 羊木屏風/ひつじきろうけちのびょうぶ)
751年

どのように染められたのか。
長い間の謎。

染色した黄色い布を、ロウケツ染めで更に赤で染め(羊を黄色く残す)
→ 緑部分を緑青で手で差し入れる。
うーん。美しく華やか。

*********************
黄色部分
絹の織物に、「苅安」という、ススキに近い植物のクキを使って染色。
→ 媒染 (ばいせん) 水にミョウバンを溶かした液に漬けることで、色を布に定着させる。
この染め→媒染→染めを何度も繰り返し、乾燥させる。

赤部分
インド茜 
高温にしないと染まらないが、70度以上になると、ろうがとけてしまうので、ギリギリの高さで染め上げる

**************
ミョウバンを使ったろうけつ染めでは、ミョウバンとの科学反応なのか、ろうが解けず、染色がうまくゆかなかった。ので、今度は、媒染に、「つばきの灰」を溶かしたものを利用。定着力が弱いので難しい。


1998- Rica's Bar WEB SITE & Since 2003- Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara Manzana.

おじゃら りんご official website

-------