しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3247 ★ 維摩経』 ◆◆◆

2017.10.26.

メモ
維摩経』 (ゆいまきょう、梵: Vimalak?rti-nirde?a S?tra ヴィマラキールティ・ニルデーシャ・スートラ)は、大乗仏教経典の一つ。別名『不可思議解脱経』(ふかしぎげだつきょう)。

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「理想の生き方は、世俗社会で生きながらもそれに執着しないこと」


「すべては関係性によって成立しており、実体はない」


「だからこそ自らの修行の完成ばかりを目指さず、社会性や他者性を重視せよ」。

維摩の主張には、既存仏教の枠組みさえ解体しかねない破壊力があります。

それどころか、現代人の私たちがつい陥りがちな

「役に立つ・役に立たない」

「損・得」

「敵・味方」

「仕事・遊び」

「公的・私的」

のように、全てを二項対立で考えてしまう思考法をことごとく粉砕します。

その結果、全てを引き受け苦悩の世の中を生き抜く覚悟へと私たちを導いてくれるのです。

宗教学者の釈徹宗さんは、「維摩経」の最大の魅力は、「全編にわたって、いったん構築したものを解体し、また再構築する、そんなめくるめくドライブ感」だといいます。

そして、その手順を踏めば、どんな時、どんな場所でも、生き抜いていける力をもらうことができるというのです。

排外主義が横行し分断されつつある社会、世界各地で頻発するテロ、拡大し続ける格差……なすすべもない苦悩に直面せざるを得ない現代、「維摩経」を現代的な視点から読み解きながら、「こだわりや執着を手放した真に自由な生き方」「矛盾を矛盾のまま引き受けるしなやかさ」「自分の都合に左右されない他者や社会との関わり方」などを学んでいきます。

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