しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 3384 ★ 円山応挙 ◆

2018.1.22.

美術番組 円山応挙
国宝 雪松図屏風(←この前、三井で拝見したばかりー)

「古くから日本の絵を見渡せば、必ずしも、リアルに描くことが重要だったわけではない。

物のアリ様を説明的に描写しかつ
綺麗なものを作ればよい。

ところが応挙は、徹底的に本物みたいなものを紙の上に写しだす面白さを知った。

そこから出発して日本の絵の在り方をがらりと変えてしまった。」

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応挙はあらゆるものを写生、狩野派、中国の絵画、西洋の遠近法まで研究。
屏風絵で、独自のリアルさを追求・完成させた。

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日本の絵画が、輪郭で絵をくくって物を描いてきた。
応挙は、面で立体的に、写実的に表現している。
それに挑戦している。

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なるほど。(*゜▽゜*)ノ

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当時の日本画は、狩野派の同じような絵ばかりが並んでいた。
応挙は、狩野派・リンパ・中国絵画風のどの流派にも属さず、墨絵で、独自の、リアリズムの世界を切り開いた。

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描かずに描く。

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黒の秘密。
白の秘密
金の秘密

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● 黒の秘密。
水をつけた筆の先だけに、中墨もしくは濃い墨をちょっとつけて、筆を寝かせて描き、中でグラディエーションを作る。

松のねじれに合わせて、このストロークを斜めに墨を乗せ乍ら、松の幹を表現。

離れてみると、リアルに迫ってくる「遠目の絵」

18世紀の印象派の絵のよう。
応挙はその100年も前に、墨の濃淡だけで、「遠目の絵」を表現していた。

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〇白の秘密

松に積もった雪。

その表現方法にも、応挙ならではの工夫がある。

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