しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 3366 ★ 3年前の日記 ◆

2018.1.9.


2015/01/09 8:57
メモ 雪舟 六点が国宝になったのは雪舟だけ。スゲー。

南宋時代の絵には、画家の心のゆとりまで描写されている。

水墨画がこれほどの高みに至った時代は他にはない。

1279年 元に侵攻され滅亡。数々の名品が海を渡日本へとたどり着く。

それらを、日本の画家は、しきりに模写した。雪舟はそれを模写し、後進の画家が、またその模写を模写する。

戦火をまぬがれて、沢山の南宋の水墨画が来日してきたということである。

国宝 「破墨山水図」 雪舟晩年の作品。 遠く霧にかすむ山、手前には草が生い茂る水辺の状況。

南宋の絵に学んだ余白が見る者に無言の対話を誘う。

しかし、藪を描く大胆な筆は、まぎれもない雪舟自信、南宋の伝統を引き継ぎながら独自の画風を作り上げた。

●雪舟の絵は、躍動感に溢れている。単なる真似ではない。南宋の技術を習得した上で自らの表現を自在に加えている。

●目に見えるものだけでなく、心で悟ったものを描いている。 解説 学習院大学 島尾新教授 雪舟の海外での評価に注目。

●ゲスト 水墨画家 ふ 益ようさん。(人偏に溥儀のフの右側、益、王偏に逍遥のようの人偏じゃないほう) −^−^−^−^− 比叡山 延暦寺 の壁画を書いた人。談。

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国宝 「秋冬山水図」  何度見ても陶酔してしまう。

墨絵が求める内面の心の動きが写し取られている。

遠くから見ると輪郭線が、強い雰囲気のように思うかもしれないが、近くから見ると、動きのある、踊るような、唄うような線の存在がある。

それから、南宋の水墨画は、空間を一番重視している。 一部を描くのでもなく、全体の宇宙の中に存在するという空間の表現なんです。


どんな絵かも忘れてしまったが、この、評論(メモしたもので、私の感想ではない)は、良いと思う。

やっぱり、絵の良さというのは、絵から出てくる物語的なものとか、知性とか、画家の精神性とか、表現者としてこういう作品にしたい、みたいなものが、見る者に伝わることが大切だと思う。

日本人は、抒情的な、柔らかい筆致の風景画や、水墨画が、特に好きなような気がするな。笑。

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