しゃぼんだま　あおいそら
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

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2017.12.31.

ギャラリーで、作家さんを集めていた時の話。

何人かいたんだけど、ある日、勝手にやってきてね、
「絵が上手くなりたいですー」
と急に泣き出したり。笑。

「自分の絵が下手で、、、、、プロにはなれないと思えてしまって〜」と号泣したり。

おじゃら「泣いても、上手くなるわけじゃないから、また、一枚描こうねー。」
などという慰めにもならない一言。笑。

おじゃら「絵というのはさ、才能だからね。光が当たらない人ばっかりだよ。でもね、チャンスはゼロじゃないから。絵が良くなれば、必ず光が当たる日が来るから。

絶対に、諦めちゃダメ。」

アタシの研究によれば、85歳ぐらいまでは、見れる絵が作れる。それを越えると、ちょっと厳しいという内心。

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イラストの会に入っていたときに、大量の絵を見る機会があった。
外国のイラストレーターの図録なんかも取り寄せて、毎年眺め続けた。

絵を描く人というのは、どの人も上手い。
絵の力の差というのは、ごく僅だと思うことも沢山あった。

その、僅かな違いを理解して、金が稼げるところまで、自分の絵の力を上げてゆかなければならない。

それが、絵の仕事なんだろうと思う。

泣いている作家さんには、
「自分の絵が下手だと思う瞬間というのは、チャンスなのよね。」
もし、自分の絵のダメな部分を客観的に理解できないと、自分の絵がいいって思って、そこからの伸び代がなくなってしまうのだ。そういう絵も沢山見てきた。

絵というのは、(ほとんどの場合)　一人で作るものだからね、自分が描けるようになるしかない。(* ゜▽ ゜*)ノ

誰も助けてはくれないし、助言も与えてはくれないのである。
自分で、自分の絵の足りないところに気づいて、その足りないところを乗り越えるしかない。

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この写真は2007年頃のアトリエ。絵の具が山積みで、見学に来た人は、「どこで絵を描くんですか?」と尋ねてくることが多い。アタシは、この、山積みの絵の具の上にカンバスを乗せて描いていると答えると、みんな黙る。笑。

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