しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 3328 ★ 書の流儀展 ◆

2017.12.14.

本日の収穫。
書の流儀展。

後醍醐天皇系の、「能書」
公文書的な立場なのかな。
キッチリと、シッカリした文字も継承しつつの、仮名文字は、楽しくギャルと文通〜。みたいな世界。

解説には、「プライベートと公式の書を分けていた」みたいな説明。

そーだよねー。ラインのやりとりと、会社の文書は、内容違うもんねー。

というような世界か〜。などと勝手に解釈。

要するに、一人で二つの書体(フオント) を使いこなしていた。
ということになる。

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今まで、書の展示を、ずっと見続けてきたけど、「なんて下手なんだ」とかいう書も、一杯展示されているわけよ。

まず、そこが謎だったんだけど。
「フォント」だと思えば納得できる。

デザインの仕事をするときには、一杯書体が必要になるからね。
ああ、書道系の学芸さんも、沢山のフォントを集めているんだ。
と思ったら、スッキリ解決。(*゜▽゜*)ノ

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そうだよね。美しい文字ばかり見てると飽きるもんね。
文とか、文字とかいうのには、そのときの心の動きとか、嬉しさ、悲しさ、急いでいるとか、ゆったりとした気持ちで挑んでいるとか、そんなことまで出てしまう。
同じ人が書いた文字であっても、メモのような内容なのか、目上の人に対するお礼の手紙なのかによっても、字が違うってこともあると思う。笑。
人間だものー。(*゜▽゜*)ノ

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この理解が、一つ目の収穫。

二つ目の収穫は、その、ギャルに送ったりした、気の利いた書簡や、和歌を記した文字について。
あ゜。これは、デザインなんだって、ピンときた。

料紙に描かれた、美しい文字は、ずっと見てても見飽きない。

読めないけど。笑。

女心とは単純だからね。
「ああ、自分は口説かれてる。」って伝わることは大事だよね。

お高い紙に、美しい文字で、「あいしてまーす。こんど会っちゃおう〜」などと書かれていると、カナリ心動くだろうとか思ったり。
しかも相手は皇族。笑。(*゜▽゜*)ノ

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書道のゴールというのは、一体どこにあるんだろうって、ずっと知りたかった。
ので、何も読めないのにずいぶんと通ったけどね。
今日は、おぼろげに理解できたと思う。


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本日、出光美術館の 書の流儀 ll 展へ。(*゜▽゜*)ノ

不覚にも図録も買ってしまいました。笑。

解説が、一つ一つの作品に丁寧にされていて、もう少し早めに行けばよかったという感想です。

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今回は、軽やかな仮名文字のお作品が多くて、平安時代や鎌倉時代の、料紙なんかに描かれた仮名文字も展示されていました。

実物拝見したの初めてだったんで、(あったかもしれませんが、知識がなく、気づかなかったというのが正解です)
感激でしたー。

書道の展覧会というのは、上手いなーと思う作品と、「え゛ー、下手にしか見えない」みたいなお作品が並んでいることも多かったですが、これは、(学芸さんによる) 多種にわたる、フォントのコレクションなんだという理解に及ぶことができたというのが、今回の収穫ですねー。笑。意味不明な方 スルーでお願いします。
(*゜▽゜*)ノ

お好きな方もいらっしゃると思いましたので、ご紹介しました。17日までです。
2017/12/14 20:20

 

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