しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3207 ★ ギュスターブ クールベ ◆◆◆

2017.9.28.


ギュスターブ クールベ
「俺は誰にも属さない。クールベ派だ」キッパリ。
くーっ。カッチョイイ。(*゜▽゜*)ノ

19世紀フランス絵画の反逆児。

当時画壇の主流だった、新古典主義や、ロマン主義に一人で立ち向かい、写実主義という新しジャンルを確立した。
「生きた芸術を作りたいのだ」
現実を理想化せずにあるがままに描いた。

「天使は見たことが無いから描かない。キッパリ」
なるほどー。

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自分の作品がサロンで落選すると、会場の前で個展を開くほど、向こう気が強かった。(この話は有名)

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牡鹿の闘い 1861年作 縦3.5、横5メートル以上
オルセー美術館蔵

この大きさの絵は、歴史画や宗教画のサイズ。
もしくは、王侯貴族の狩りの様子などを描くのが普通だった。
が、クールベは、鹿が戦う姿をリアルに描いた。

(当時、このような絵は存在せず、新しい境地だった)

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このころ、写実主義という絵が無かったことに驚くけどな。笑。

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晩年の海の絵は、素直にいいなー。(*゜▽゜*)ノ

「この作品からは、海というダイナミックな自然の力を前にして、
画家クールベの意気込みが、波しぶきとともに、こちらに伝わってくるようです。」by モーパッサン。

モーパッサンの短編集。好きだったな。自然の描写と、軽やかな日常の描写がどれも美しく、思い出に残った。訳文も良かったんだろうとは思う。

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アカデミックな絵画の権威に反旗を翻したギュスターブ クールベ
既成の価値観にとらわれず、絵画と現実の持つ力を信じ続けた、彼の作品は
マネやセザンヌなどの
後の美の革新者たちにも、勇気を与えた。

目に見えるものを理想化せず、そのまま描く。
ありのままの自然の美しさへの敬意の現れなのかもしれない。

 

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