しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3016 ★ ある作家さん-5 ◆◆◆

2017.5.24.

くだんのFBの作家さんの絵は、何枚か見た感じ、そんなに売っている人の絵はと思えなかったというのもある。

その人は、物凄く気分を悪くしたみたいで、結局、アタシの絵について、イロイロ罵倒しはじめて、嫌なやり取りだけが残った。

それ(アタシの絵がたいしたことがないという話)は、本当の話で仕方がないし、罵倒されたことに恨みもないんだけど、
嫌な気持ちを超えて、その人は、早書きのテクニックや、クロッキーをもっとすれば、もっと作品が売れるのにという気持ちは、未だ消えない。

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そのやりとりから一週間ぐらいしてかな。
その人の絵のことを思い出した。

FBと作家名が違っていたので、(画風も少し変わっていて)同じ人の作品とは思えなかったけど、検索したら、現代美術館や、国際大会などにも作品を出されている 有名作家さんだと分かった。

その人の作品は、アタシがバイトしていたときに至近にあった画廊でよく展示されていて、結構な値段なのに売れていた。

最近、銀座の画廊も見に行ってないけど。
それは、どんなに見て歩いてもアタシの作品に影響を与えることがないだろうということが理解できたからである。

高橋さんのコレクション展は、気分が悪くなってしまった。
こんなことは初めてだった。

ま、経済的な困窮から、良い作品を見ても買うこともできないという事情も大きかった。

そんな話で、最近は見て歩いていない。

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画廊巡りをしていて、一番学べたことは、新鋭の作家さんの絵の荒れ具合である。

展覧会の会期が決まっていて、それから作るので、力のない作家さんの絵は、どんどんと荒れてくる。

一度絵が悪くなれば、売れなくなるので、ギャラリーも扱わなくなる。コレクターからも結局見放されてしまう。

アタシは、向学のために、収集もしてきたからね。
買う人の気持ちは理解できる。

画家にとっての、最大の恐怖は、コレクターから見放されることである。

そうならないためには、良い絵を作り続けるしか道はない。

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