しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3015 ★ ある作家さん-3 ◆◆◆

2017.5.24.

絵を沢山見て歩いていると、絵の好みというのが変わってくる。
というのが怖い。

結局、上村松園とか、鏑木清方になっちゃうのかよ。と思ったり。笑。
フジタツグハル先生の絵の美しさの前にひれ伏したりする。

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昨今の現代美術ばかり見て歩いている時期があった。
絵がちゃんと描けない人の作品が多いなと、今更思う。

アタシもたいして描けているわけじゃないけどさ。
自分が作る話と買う話、それとこれとは別な話。

絵がちゃんと描けない人の絵は、きっと残らない。
と思う。

アタシは、イラストの仕事をしていたときに、イラストの先生方の絵を沢山見てきた。
どの人も天才なのだ。

手足の表現ができないと仕事が来ないので、これからの作家さんには、(どんなに嫌な顔をされても)シッカリ練習して、作品の力を上げるようにも助言してきた。
もともと絵が上手い人は、少し練習すれば、人よりもずっと早い時間で習得できることを知っているからである。

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去年かな。
ちょっと引き込まれる作品画像を見かけたのでFBで友達になった。

絵の力があるんだけど、手足がナメクジみたいに省略されていて、違和感があった。
CGの色はキレイなのに、油彩は気分が悪くなるような筆致で、気持ち悪かった。

なめくじみたいな手足のクロッキーには、大きいサインがしてあって、見ているこちらが恥ずかしかった。

絵は安定しているのに、不思議だった。
きっと手足が書けないんだろう
色彩は持っているが、油彩の早書きのテクニックが不足しているんだろう
大きいサインは、絵について助言してくれる人が誰もいないんだろう。

と類推して、本人に聞いてみた。

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