しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3138 ★ 母との不毛なる会話 ◆◆◆

2017.8.28.

母との不毛なる会話。

片づけを手伝いに来てくれている母。
「この作品の良さが全く分からない。」
「ゴミにしか見えない」
「これが売れると思って作っているのか」
という小言の連鎖。笑。

オジャラ「そーねー。ママが死ぬまでには売れないかもねー。笑。一生売れない画家ばっかりだし、普通のことだよ。」

ママ「でも、これ、ゴミだよね。」
オジャラ「だからー、作品だってば。」

現代作品の場合、テーマはある。
例えば、バイト先で出る、メモなどを集めるとか。
溶接学校であれば、練習に使った後に捨てる、金属の破片とか。

自分の生活と関わり合うもので作るとかね。

手炙りに落ちて、使えなくなったマウス、
昔のパソコンに入っていた、メモリーカードとか。
自宅で使っていた黒電話。

ゴミはゴミだけど、それなりの記憶の断片の連なりでもある。

イロイロな現代作品があるけれども、観賞者との対話型、
自分のライフスタイルの一部を公開するタイプ、
環境や平和、エコなどのコンセプト、
内容というのは、定まってはいない。

例えば、自分が、外国人とのハーフで、外国で嫌がらせを受けたとか、そういうムービーを延延と色々な人から聞くとか
嫌まあ、形の無いアート作品も多数あった。

賛否、好き嫌いというのは関係ないのだ。
作品ありき。
本人、もしくは、収集筋、ギャラリーなどがある程度まとめて持てば、中規模な展覧会を開く流れも出てくる。大きい箱を埋められる作家がそんなには、いないためである。

額に入れられた絵というのは、長らくその状態で放置される。
壁からはずして、もう一度加筆すべき絵を額から取りだしたりもしている。

母「この絵は、見てて楽しくない」

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