しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2985 ★ 書が上手くなりたい ◆◆◆

2017.5.9.

近所に住む芸人さんが、以前、「書が上手くなりたい」
と話していたので、小さい書道セットを差し上げる。

書の手本に、山頭火の俳句のテキストもあげる。

ウチの俳句の会は、基本手書きで出していただくという恐ろしい会なので。

アタシは、多くの展覧会を見て歩いていて思うのだけれども、
書の展示というのは、力が入りすぎていて肩がこる。
こちらも、力を入れてみるからなんだろうと思う。
もしくは、読めないし。笑。

読めないのはこちらの勉強不足で、恥の上書きである。
が、昨日拝見した、和紙の展示に書かれた「書」は、美しかったけれども、読める範囲である。

美しい、しかも、読める。
それが素晴らしい。

アタシは、将来のことを考えて、筆ペンの書は、色が飛んで劣化が大きいので、墨で書く練習をするように、知人には助言すると思う。

最初は、筆ペンのように書けないんだけどね。
要領のいい人は、すぐに慣れてくる。

実際に売買されている書というのは、自分で作った文学作品である。
あいだみつをさんなら、詩であるし、
与謝野晶子なら、短歌である。
西郷隆盛であれば、漢詩だし
松田正平は、短冊に、禅語的な内容を書いては画商さんが持ち帰って売っていたようだ。笑。(ビミョーなんだけどさ。そんな感じ)

昨日拝見した絵巻物の展示では、書と絵がセットになって、それが、筒状に巻かれた品である。

絵巻物というのも、いつか作ってみたい。笑。
何故なら、それは、残るからである。

タブロなどと違い、巻物になっているというだけで、それは、捨てることを躊躇し、中古品のマーケットに流れて残る。

そのことは興味深い。

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沢山見て歩いて思うことはただ一つ。
美しい文字を書く人は、相当に練習を重ねているということである。
それは、日本の文化でもあり、美意識でもあるから、そのことには、敬意しかない。(* ゜▽ ゜*)ノ

 

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