しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2913 ★ 古唐津(出光美術館) ◆◆◆

2017.3.21.

古唐津(出光美術館)
ちゃんと見たことが無かったし、
まとめて見られると、記憶に残るので、
迷いに迷い、行くことに。
結構な混み具合。
お茶がらみの方だろうと思う。あとは陶芸家かな。

全部出光さんのコレクションなのかな。流石だな。笑。

濃い赤茶や、茶色の地色の土。
この上に、ベージュの釉薬を厚めに塗る.
塗るというより、手持ちして、ドボンと漬けたという感じ。
炎の力で、下に溶け出てきて、垂れたり、
垂れなかったり。笑。

三分の一とか、四分の一、下の地色の部分を残して、コントラストになっているものもあれば、下まで垂れているものもある。

正しさは無い。
この地味な感じ、なんだろう。
なんだろうと思いながら見ていると、だんだん引き込まれてくる。

絵唐津と呼ばれる、鉄釉一色の、下手くそな絵がつけられている。
なんて下手なんだ。

だいたいは、イネ科の植物とか、、、、、まあ、米印とか。
人間も何個かあった。
何度見ても下手である。

上手く描こうなんて、誰も思っちゃいないって話である。
九谷とか、京焼き、薩摩焼などの、一分のスキもない
超格調高いお作品と並んだら可哀想。

と思ったり、逆に、この力の抜け具合が、そういった、
力作なんかよりも、良いと思ったり。

人間の煩悩というものは果てが無いものだと思わされた。

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ちなみに、この品物は、アタシのカエル型茶碗。
アタシは、「おじゃら流(茶をカエル型に点てる)」を立ち上げたものの、茶を点ててからお客様に渡すまでの間に、カエルの造形が壊れてしまうという大問題に直面していた。

ので、それを解決すべく、この、「カエル型茶碗」を考案。

飲み辛いの。大笑。→ ここ、笑う所です。

 

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