しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2633 ★ ニセ金泥が届く ◆◆◆

2016.8.18.

ニセ金泥が届く。

予定通り、ビミョーに暗い。

100金のゴールドを投入。

高級岩絵の具の、雲母とか、キラを入れたような品格。

色がね。思いのほか黄色くならなかったので、

別な色も混ぜる可能性はあるけど、、、、

狩野永徳みたいになるはずだったんだけどな。

(ここ、笑う所です)、

途中の絵を見て、自分が描きたかった絵は、この絵なのかとか、自問自答しつつも、描きたい場面を盛り込むと、どうしてもこれだけの展開になってしまう。

性格なんだろう。

筋道が、ちゃんと伝わらないと気が済まないんだよね。笑。

余ったカンバスに、カキツバタ図風を描いたけど、この絵は、どこにいったんだろう。(* ゜▽ ゜*)

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狩野永徳 唐獅子図屏風

あんまり上手いとおもわないんだけど、獅子が水玉っていうのが現代的。

安土城なんかの有名建築の装飾のほとんどを手がけたというのに、燃えちゃって、作品が十点も残っていないという部分が不幸。

へぇこれが、、、、という作品が大量に残っている作家さん大数の昨今である。

それでも、国宝指定、四百年前に描かれた絵が(トーハクと芸大チームにより)、洗われ、直される。というのは、残された絵画としての王道であろう。

表に紙を置き「ふのり」を塗り、汚れを落とすんだ。

スゲー。(素人の皆さんは真似しないでね)

油彩と比較すると、日本画は、修復が大変だよなー。

とか思いながら、修復しようとする、日本の伝統技術というのにも敬意を払いたい。

裏打ち紙。

二層目の裏打ち紙 タンサンカルシウムが含まれていて、劣化を防ぐ。

くー。国宝は、裏打ち紙も二重構造。

明治時代の補修は信用できないという理由から、すべてを取り去り、オリジナルに近づける。

ストイックなプロジェクトである。

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