しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2772 ★ 速水御舟の技法。 ◆◆◆

 

 

2016.11.10.

速水御舟の技法。
粒子の違う群青と緑青を三種類ずつひとつの皿でニカワと混ぜ、皿を少し寝かせたりしながら、自分の出したい色を大きい筆で画面に塗り進む。
おおっ。
今度やってみよう。
これだと早いよね。笑。
そこか。。(* ゜▽ ゜*)ノ

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以前、日本画材のお店に行ったとき、絵の具を混ぜることができるのか伺ったことがあった。(私は我流なので)お店の人によると、絵の具の色により、比重が違うので、下に沈む色と、浮かぶ色ができるが、混色は可能というふうに教えていただいた。ので、アタシは、今まで色の数だけ皿と筆を使っていたのである。これが、六色まとめて塗れるとなると、皿の数が六分の一で済む。笑。そこか、、、、。。(* ゜▽ ゜*)ノ

 

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K藤「 二つの塗料を撹拌して混ぜたり、二つの顔料を一緒に分散させたりすると、そうなる場合があります。そんな塗料を、瓶なんかに入れて、静止させておくと、きれいに上下に分かれます。「色別れ」と、言ったと思います。ちなみに、そんな塗料は、品質的には、良い塗料ではありません。色別れしないように造るのが、技術です。YMCBk以外の特色と呼ばれる塗料は、そんな作り方をします。もっとも、YMCBkも、元の顔料の種類で色目が決まってしまいますが… だから、混ぜます。

 

りんご 「  そうですよね。笑。日本画の岩絵の具は、鉱物の粉ですから、混ざらないとか、粒子の大きさの違いにより、キレイに分かれるというのは、カンタンに理解ができますけど、塗る段になって、ひとつの皿でというのは、目からウロコでした。それぞれの色が大きい筆につき、塗りながら混じる感じですね。今まで、絵手紙みたいな色彩だったもんで、多少変わるかもしれませんし、失敗に終わるかもしれないですね。鉱物の絵の具は高いですからね。駄作にあまり使いたくないというのが本音です。。(* ゜▽ ゜*)ノ でもまあ、日本画を始めた理由が、カラーインクが酷く退色するというのの代わりの塗料なので、これはこれで、アリかもしれませんです。


K藤「  ちなみに、顔料は溶解しないので、「分散」させる事になります。
染料は溶解します(あってるかな…)。水彩の絵具ってそんな感じかな。

 

りんご 「  なるほどですねー。正確な表現は分散なんですね。。。。。ビミョーに判りづらいですね。確かに、溶解はできませんが、混合とかではないんですかね。混ざらないのか、、、、。水彩絵の具は、絵の具の粒子が、岩絵の具と比較して均一なので、表向きは、混じったように見えますよね。溶解ではないです。


K藤「  水彩の絵具も顔料なんだ。染料かとおもった。
カラーインクジェットが出た頃、OHPは、投影すると、インクジェットの方がゼログラフィ(コピー機)よりキレイだった。インクジェットのインクは基本染料で、ゼログラフィのトナーは顔料だから。顔料は光を透過しないから、色着いていても、黒っぽくて汚かったです。
岩絵具って、乳鉢なんかで、人力で潰して粉砕するから不均一なんだと思う。機会で粉砕すると、キレイな分布を示す。...

W辺「染料、顔料は、圧倒的な粒子のサイズの違い。着物の柄が顔料で、地が染料…というパターンがよくあります。友禅は柄も染料ですけどね。

絵具は顔料ですけれど、染料を加工して作った絵具が「〇〇〇レーキ」ってやつですね、・・・合ってる?

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りんご 「  撒きつぶし。ニカワ→金粉 を均一にふりかけて、ての平の丸い部分で、金粉を押して伸ばす。を繰り返す。 おおっ。今日は収穫多いわー。

 

写真は、クレイジーパンツのニュースより。この記事のリンク元は削除されました。汗。

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