しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2576 ★ 半跏思惟像 ◆◆◆

2016.7.10.

和を以って貴しとしとなす。

という心が、仏像となり広まる。

日本の仏像という独自のフォルムに発展。

半跏思惟像

なんて美しいんだ。

おおっ。さすがにトーハクの展示は、背中からも見える。

一木作りには限界がある。(材料的な問題、造詣の問題)

寄木にすると、造詣の自由度が広がる。

手は、はずして彫るほうが、より細やかに作りこめる。

部位ごとに分け、丁寧に仕上げる。

半跏思惟像の場合、二十二個のパーツに分かれている。

肩の楔の厚さを、組み立てるときに調整することで、より美しい位置に手をもってゆける。

首の強度を考慮した面の構造。

なるほど。ボディから卵型の芯を頭のほうに突起させ

その周辺に、顔と頭部背面を貼り合わせるのか。

勉強になるわぁ。

この前作ったテラコッタの塑像。首を強くしたかったんで、中にボルトを通したら全部乾燥のときにひび割れてからね。

ある程度想定はしてたけど、さすがに凹む。

大切なのは、結果だけ。結果が良くなければ、誰も評価などしてくれない。

美しいお作品というのは、誰が見ても美しい。

それは、鑑賞者の好き嫌いとは関係が無い。

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K「 腕は長いと思うけど、頭(顔)に対して、胴が短いのかなぁ、と言うのがTVを見ての感想でした。

東博で観た時は胴の短さが、あまり感じなかった...

立った姿を想像すると、何頭身なんだろう? 腕は膝に届くくらい長いか?

半跏思惟像の身体バランスのマジックって、奥が深い。


りんご「 アタシも、今見ているところです。

あはは。会期今日まででした。笑。まあいいです。テレビでよく見れたので。汗。最終日に行く根性はありません。キッパリ。(* ゜▽ ゜*)ノ

K「  水曜、金曜が8時までやっていたと思います。私は水曜に観ました。先週の月曜も、本館のみやってました。この日は、陛下が行幸されたようです。(なかなか使わない言葉を使って見ました。笑)

りんご「 んー。いいです。テレビから写真大量に撮影して、模写します。(* ゜▽ ゜*)

K「 まぁ、最終日は混むからね。水曜の夕方でも、結構な人出でした。

でも、東博でないと、後ろから見れないんですよね。

水曜は、中央線が人身事故で遅れた日ですよ。

りんご「 あ゛ー。(* ゜▽ ゜*) 全部全部の展示が見られるワケじゃありませんからね。お金かかるし。笑。韓国のは興味ないし。汗。


K「  中宮寺の半跏思惟像の方が断然よかったです。

それよりも、中宮寺の半跏思惟像、韓国の展覧会から無事に戻ってきてよかったですね。

対馬で盗まれた仏像は、韓国の裁判所が、へ理屈付けて、未だに返還されてません。

りんご「ご ホントにどうにかならないですかね。(* ゜▽ ゜*)


I田「 韓国の半跏思惟像の背中越しに見る中宮寺の半跏思惟像は良いです(笑)考えてる感じが伝わるような。韓国のものが国宝になるのはその鋳造方法が当時としては群を抜いてる事。外から見ても分からないけれど。これは日韓でコラボ出来た事にも価値を見出だすものの、他にももっと良い比較が出来たのかもとか、色々思うことはありました。

りんご「ご そうなんですねー。まあ、中宮寺は、生きてるうちにまだ見れるんで、延期です。笑。

今日は石洞美術館痛恨のお休みで、すごすご帰宅しました。(* ゜▽ ゜*)

昨日ご案内が届いていたからね。よく見ればヨカッタです。笑。

I田「 まあ、つまるところ、中宮寺の良さはそれだけでも十分でしょうね。

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