しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2524 ★ 塑像というのは、  ◆◆◆

2016.5.19.

昨日、久しぶりにテラコッタを使って思ったこと。

やっぱ、スピード勝負なんだよね。

陶芸とか塑像というのは、

(乾燥+重力)vs 造形のスピード

という方程式。

すなわち、自然現象との戦いである。

今の時期、乾燥が一気に進むので、(ギャラリーはほぼ外なので)

粘土がシットリしている間に造形をまとめるのがコツ。

最初によく練って、粘土の空気を抜いたり、多少の粘り気を出すんだけど(練らないと乾燥中や焼いた時に割れる)、その後は、一気に作り進む。

ボディは、結構手早く作れたけど、顔は苦戦した。

もともとの顔が小さかったので、粘土を足しながら作ったんだけど、髪の毛を先につけてたのもあったからね。

中には、溶接材料に頂いたポルトの2ミリ径ぐらいのを通す。

あと、丸いスカートにするために、小さい缶を使って造形を作ってるからね。

乾燥するときに、これらがどういう悪影響をもたらすのかというのが未知数。

焼く時にも、中の温度と外の温度が極端に違ったりすると割れるしね。かといって、芯を入れないと、アタマがポキっと折れたりすると思う。

宮川香山という陶芸家は、この辺の経験値がものすごい高かったんだろうと思う。

アタシはあんなに緻密な品は作らないだろうけど、

天使の羽根をつけて、焼き上がると全部とれてた時には、さすがに凹んだよ。

六人無事に焼き上がりますように。(* ゜▽ ゜*)

うわー。一体撮り忘れてるよ。汗。

1998- Rica's Bar WEB SITE & Since 2003- Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara Manzana.

おじゃら りんご official website

-------