◆◆◆ 2451 ★ 来客 ◆◆◆

個人的な感想にはコメントの前に*印

2016.3.29

朝、ギャラリーのショーケースの前で、アタシの絵を長らく見ている男有り。

アタシは、自宅にご飯食べに帰ろうと思ってたんだけど、一応、一声かける。

「あ、これ、全部アタシの絵なんですよ」

男「はい、時々見に来てるんです」

おじゃら「長らく替えてませんけど」

男「いいんですよ。ちょっと面白いから」

おじゃら「お父さんも絵を描いてるんですよね、どっか、出してるの」

男「ま、チョロチョロね。」

おじゃら「ふーん、それじゃ、デカいの描いてるの」

男「そんな大きくないですよ。50とか100号ですよ」

おじゃら「え、50だって相当邪魔ですよね。それに、売れないでしょ」

男「絵なんて売れないねー」

おじゃら「絵がデカ過ぎるんだよ。日本の家庭だったら、6号とかさ、マックスでも10号以上はムリだよ」

男「そうだよねー。」

おじゃら「そういう、小さい絵も描いてさ、それは売って、大きいのは客寄せパンダ的に使うのよ。」

みたいな会話が続く。。。。。。。。

そして、男の知人が、デパートで展覧会を開いた話になる。

おじゃら「へー。デパートって売れるの?」

男「売れたとしても、払われるのは★割だからね。」

おじゃら「そんなら、自分で、★の値段で売ったのと同じじゃない。」

男「うーん。そうだよね。」

みたいな会話。

男「絵って売れないよね」

おじゃら「嫌まあ、それは絵が悪いじゃないの?へたくそとかさ。」

男「自分で描いた絵は、いいなと思うじゃない」

おじゃら「自分の描いた絵がイイと思ってるからいつまでたっても、絵も上手くならないのよ。物凄い稼いだ画家の絵と、自分の絵を並べて、どうして、この絵が売れて、自分の絵が売れないのかも考えないとね」

男「なるほどねー。まあ、趣味だからね」

おじゃら「まあ、そこで趣味だって開き直るから、いつまでたっても、絵が趣味のままなんだよ。一枚でも売ってみたら、スゴイ他の絵も成長するよ」

みたいなね。ボロクソ。

いつもこんな感じです。ええ。

でもまあ、最もだと思う人は又来るし、アタマに来た人は二度と来ないんで、それでいいんです。キッパリ。

白兎さん 「 絵を買うのはすごくわかっている人か私みたいに何にもわからない人かどちらかだと思う。」

オジャラ 絵を買うっていっても、二通りあるんですよ。友達だから、義理で買ってあげるみたいな友情系。もしくは、人生を賭けて絵を集めている。(収集家)友情系の話であれば、趣味ですし、コレクターが買い集めるようになれば、画家として生活できる、可能性がでてきますよね。日本の場合、コレクターは、それなりにいて、アートを楽しむ土壌はあるんですよ。リーマンショック以降、マーケットが値崩れして、コレクターマネーが、値下がりした有名絵画に流れちゃってるから、アタシみたいな新鋭は苦しい時代なんですよね。絵が良くなれば、必ず光はあたるマーケットは実在していますからね。そこに入れるぐらいまで、精進しなければなりませんです。(* ゜▽ ゜*)

白兎さん 「  お気張りやす。」

オジャラ 「頑張ります。」

八木姉さま「 はい、頑張ります(^_^;)」

オジャラ 「ヤギ姉さま(先生)。。。。お読みいただいて恐縮の極みです。ここのところ不景気でしたから。言い訳です。諦めずに頑張りますよ!」

ヤギ姉さま「 私もです!潮目が変わる日を信じて頑張ります(^_^;)/」

白兎さん 「  八木原 由美 さんも頑張ってね。」

ヤギ姉さま「 はい、くじけず頑張ります!」

新さん「 大きいのを描くのは、むしろ自分のために必要なんじゃないかと思います。あなたの場合、数をこなすという目標を立て掛けてるようだが、ほぼ同じ意味だと思う。あるいは、何点かの組作品にする…という手もある。」

オジャラ 「新様、アタシは絵が大きいんで、小さい絵を練習してるんです。カンバス大きくしても、絵も大きくなっちゃうんで、思った絵を作れるようになるのには、小さい絵を手に入れなくちゃなんですね。大きい絵は、描いても邪魔ですよね。(* ゜▽ ゜*) 小さい絵が良くなれば大きい絵もよくなると信じてますです。たいした力がないのに、大きい絵を描くのは間違ってるんですよ。」

2016.3.28

昨日のモデルさん着物コスプレデーのお酒は笹祝でした。飲み過ぎるのが、最大の難だわー。

さすがにスケッチがあるとはかどるわー!

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本日の午後。今度は、また、趣味で絵を描いているという別な男が来る。彼は、近所で個展を開くため、ポストカードを置きに来た。

彼は、100号クラスしか描かない人で、絵のグループなどにも属していない。以前、京都芸術大学という所で通信で絵を学び、その後は一人で描いているのだそう。

このときにも、また、絵を売る話になる。

結局趣味だからというオチで話がまとまる。

おじゃら「そうやって、趣味だから(売れなくて)いいんだというのとさ、世界的芸術家を目指して絵を描くのと、そんなに変わらない話なんだよ。でもさ、目指す場所が変われば、どんな絵を描くのか、結果が変わってくるでしょ。」という話をする。

男は、「はははは」と笑う。

ま、笑うところかしらね。

それでも、男は、カンバスに砂などを混ぜて下地を作るだの、

オイルは六種類ぐらいを調合し使い分けるなど、楽しく話して帰っていった。

今日は、来客が多かったわね。(* ゜▽ ゜*)

白兎さん 「 色々な人と話せるせると楽しいと思います。

オジャラ 「最近、絵を一枚も売ったことのないという自称画家の話を聞くのはつらくなってきています。(*゜▽゜*)」

白兎さん 「  そうだよねぇ。収入がないとつらいよね。」

オジャラ 「一枚も売ったこと無いのに、自分の絵は、一号五万円だとか言ってるんですよ。アタシは、まず、一枚売ったらどうですかと、助言しますが、そういう方は、二度と来ない場合も多いです。」

白兎さん 「  自称画家でフランスのなんとかいう美術展に入選したとかいいながら喫茶店している人はいますよ。」

オジャラ 「ウチにも、日本ではダメだから、海外でやるにはどうしたらどうかと、相談にきた人もいます。アタシに相談されてもね、できることが何もありません。(*゜▽゜*)」

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O木 「結局 趣味だから。と言うのは、俺にとっては逃げにしか聞こえない!」

オジャラ 「 逃げではないんだけどね。音楽を趣味で楽しむのと同じだよ。(*゜▽゜*)」

O木 「 そんな事はない方がいいのは当たり前だが、じゃあ、あなたは砂を噛むような悔しさを経験したのか? 人前で、入りたくても入る穴すらない、恥を書いたことがあるの? 芸(芸術に限らず)の道を舐めすぎてないか?」

オジャラ「 そういう人は、お金は稼いでないのよ。もともと、道が違うの。仕方ないのよ。(*゜▽゜*)」

O木 「 だったら、売りたい(売れたい)とは、言わないで欲しい。それは、プロに失礼だと思います。」

オジャラ「 大木ちゃん。自称画家のほとんどは、誰も絵を売ってません。(*゜▽゜*)」

佐藤忠良先生の言葉 子供の美術

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