◆◆◆ 2429 ★ すみれちゃんとの会話 ◆◆◆

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2016.2.5.

すみれちゃんとの会話。

すみれちゃんは、カルチャースクール(油彩)の後、ウチに寄り、アタシに、絵を見せる。

下手くそなので、見たくないのだが、彼女はアチコチに、絵を持ち歩いて見せているらしく、この二週間で、3回ぐらい見せられている。

おじゃら「あんまり、筆が進んでないね。」

すみれ「先生が、今、(今度東京都美術館で、生徒さんも含め展示があるため)他の生徒さんの絵にかかりきりで、アタシのに加筆してくれなかった」

という答え。

自分で描かないんだ。(*゚▽゚*)

ま、それがフツーなんだけど。カルチャースクール。仕上げは先生(→ハミガキ唄の、仕上げはお母さん風に。)

その後、今度は、知人の画家の話になる。

すみれ「この前知り合いになった人、年鑑に載ってて、ハガキサイズで37万円だってよ」

オジャラ「え? それ、自分で金払って掲載してるやつ?」

すみれ「え? 」

オジャラ「年鑑は、3冊ぐらいあるらしいけど、東京美術倶楽部っていうところが出しているの以外は、全部、作家さんが大金払って載せてるんだよ。」

すみれ「・・・・」

おじゃら「ああいうのもね、みんな、作家さんから金引き出す、詐欺なんだよ。」

すみれ「そういえば、この前、池袋の芸術センターに絵を出したら、違う会の人から、誘われて。出品料が14万円もかかるっていうから、辞めたんだよ。」

おじゃら「みんな、年寄りの絵を褒めて、お金を搾取する、詐欺なんだよ。気をつけなね。」

知人の画家先生も、美術新聞などにも、広告を出したり、自分の画集的な話を出版社に出してもらったりしているため、その筋の勧誘が大量に来るらしい。

別な方で、有名画壇所属の先生も、会員や会友になると、名簿が出回るため、勧誘の電話がひっきりなしにかかってきて、とうとう、電話には出ないことにしたらしい。

絵の世界というのは、名ばかりで、絵描く人たちを標的にした、詐欺ビジネスが横行しているのである。

嫌まあ、(年鑑であるとか、展示であるなどの実態はあるわけで、ね本人も承諾して金の支払いが行われているわけだからね、詐欺とは言えない。

結果がどうかという話である。

もし、絵の力がホントウに高ければ、展示にはお金はかからなくなる。

それは、画廊が、全額を提供し、販売できたときに限り、手数料を何パーセントか差し引き、画家に支払ってくれる。

というシステムである。

この、「自分が金を出すのか」

というのと、

「画廊が金を出す」

という、1とゼロの差というのが、実はものすごく大きいのである。

おじゃらの銅版画のセンセイも、

「僕も最初は、貸し画廊で、みんなでお金を出し合って、展示をするというのからスタートでした。」

と言っておられたので、

別段、そのことを否定するわけではない。

たとえば、アタシの、イラストの仕事はどうだったかといえば、「画集的な品を2冊作り、知人の出版社に送ったら、仕事を頼まれた」

という流れである。

こちらからお金を支払うというのは、仕事ではない。(*゚▽゚*)

とアタシは思う。

佐藤忠良先生の言葉 子供の美術

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