◆◆◆ 2272 ★ トーベ ヤンソン ・ ムーミン  ◆◆◆

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トーベ ヤンソン ・ ムーミン

2015年7月31日 8:13

フィンランドの産んだ名作。

タンペレ私立美術館。ムーミン谷博物館。

1950年 ムーミンパパの思い出。

波に飲まれたムーミンママを助ける。

ムーミンの物語には雨や嵐がよく描かれる。

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ムーミントロール。トロールとは、この世に存在しない幽霊的存在。

今年で七十歳。

おおっ。もっとオドロオドロシイ、ぼんやりした生き物なんだね。

しかも、作家さん、女性とは知らなかった。


もともとのコンセプト

○いつも怒っている、醜い生き物。


この、トロールから、ムーミンが誕生した。

父は彫刻家、母は挿絵画家という芸術一家。

二歳から、母に絵を習い始める。

早くから挿絵画家として絵が認められ、生活のために十五歳から仕事を始める。



パリやイタリアにも留学し、ひたすら絵を描いた。

トーベが油彩を描いていたころ、第二次世界大戦が勃発。

悲惨な時代、油彩を描く気が起こらなくなり、やめてしまう。

戦争に何もかも奪われてしまう。そんな時代の中で、美しい絵を描けなくなった。


1945年小さなトロールと、大きな洪水というストーリーを書く。

嵐の海を乗り越え、美しい谷にたどりつく。という物語。


ムーミン物語のシリーズ。

彗星の激突で地球滅亡の危機が。

仲間たちと協力し、地球を救う、ハッピーエンドの物語。

時代が平和へと向かうとともに、フックラとしたキャラクターに進化してゆく。

1954年、イギリスの新聞社がこのストーリーに目をつけ、

マンガなどになり、四十カ国で翻訳された。


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ニョロニョロ 雷を吸い取って光る不思議な生物。

スナフキン ムーミンが尊敬する人

フィンランドらしい海の絵。

「何にも分かってないのね。」ミィの言葉。

彼女の言葉は深い。

クループ・ハル

トーベの島。家族や友人と手作りの別荘を作り、夏の間ここで過ごす。

壁も食器棚も全て手作り。

スゴイな。


待っていたものは、「嵐」や「雷」

激しく変化する風景に挑む。


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ムーミンパパの思い出のペン画。

言われてみると、北斎のに似てる。(*°▽^*)


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単なるキャラクターということではなく、芸術性の高い作品を描く。

それにより、架空の物語がリアルに迫ってくる。


愛らしいキャラクターたちが、活き活きと、私たちの心に響いてくるのは、

芸術家としてのトーベの意志が伝わってくるからである。


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●ムーミン展があるってことかな。楽しみ。

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