◆◆◆ 2268 ★ 歌川広重 名所江戸百景 / 深川万年橋  ◆◆◆

個人的な感想にはコメントの前に*印

2015年7月22日

歌川広重 名所江戸百景 / 深川万年橋(亀が一匹ぶらさがっている)

歌川広重 隅田川花火大会

(あ、十二チャンネルだからね。。。。)


名所江戸百景

深川万年橋 /亀が一匹ぶらさがっているだけの絵


太田記念美術館 収蔵浮世絵14000点

−−−−−−−−−−−−



−−−−−−−−−−−−

しかもナルシスト。将軍はやることないから仕方ない。

当時の万年橋は、富士山が良く見えた。

橋の欄干から吊るされた亀越しに見る、富士と川の風景。

手前に水桶の枠


この絵の場所は何所だろうと、江戸の庶民に謎かけをし、

場所を類推させるという趣向

(タイトルが、、、、、、マンマじゃん、、、、、(−−〆))

広重が切り取った 江戸の夏、黄昏時の風景。

広重の革新的な技法。

*************

渾身の百十八枚

今までの浮世絵は、横長。

このシリーズは縦長。

風景画なので、全体が収まりづらい。

足や、橋、建物の一部を大きく手前に扱い、

トリミングし、全体の奥行きを作る手法。



手前に○○をなめる。という撮影技法。

心理的な距離がぐっと近づく。


手桶と、橋の縦線を利用し、絵にフレームをつける技法。

今までの江戸の絵画には無い構図。

方生会(ほうじょうえ)  

生き物を生きている世界に返し徳を積むという修行。

庶民は、亀を買い、川に話すことにより、極楽に行けるという仏教の行事。


万年橋と、亀は万年という言葉がかかっている。

手桶の取っ手に、亀を吊るしている。

自分が亀を放して、富士山 西方浄土へ

と見立てた絵(かもしれない)

広重、この絵を描いた


二種類のボカシの技法

−−−−−−−−−−−

広重 時世の句

東路へ 筆を残して旅の空 

西の御国の名ところを見む


この世に筆を置いて、西方浄土の名所を見て歩きたい。という意味、。


:::::::::::

なるほどねー。三十分解説を聞くと、この絵が良く見えるから怖いね。(*°▽^*)

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.