◆◆◆ 2250 ★ ボッティチェリ・猫の公募展  ◆◆◆

個人的な感想にはコメントの前に*印

2015年7月2日

猫expoの公募の記事をシェアしたときのコメント。

白兎さん「倫子姐さんも出品されますか?」

おじゃら 倫子 「どうですかねー。たまにはいいかもしれませんね。

夏に、院展の締め切りがあるんで、できれば、日本画を仕上げて、そっちに出したいんですよね。

お金が限られていますから。

と、夢のようなことを書いてみます。笑い。

あれですね、画材が変わっても、絵はあまり変わらないっていうのには驚きました。

あと、橘小夢先生の作品は、群を抜いて巧かったですね。拝見できたのはホントウにヨカッタです。」


白兎 「出展料がかかるんですね。芸術もきびしいねェ。」

おじゃら 倫子 「先日、知人が訪ねてきて、「公募展に出すのは金のムダ」

という話で盛り上がりました。

笑。

公募団体は、「作家」がお客さまですからね。

賞は出ても賞金はなし。

巨大画壇になれば、数億が一度の公募展で動きますからね。

賞を取っても絵が売れるわけでもありませんしね。

かといって、どこにも出さないというのは、作家としてどうかなとも思います。(笑)

 院展は、日本全国を巡回しますし、展示しながら絵も販売しますからね。

日本画愛好の応援者も多いし。

たぶん、アタシの絵は、サラリとしすぎていて、会の傾向には向いてないと思いますが、片岡球子先生の展覧会を拝見しましたからね。

毎年大作が手元に増えてゆくというのはいいだろうとは思います。

ボッティチェリ展

美と愛欲、官能、嫉妬、。神々の世界。

−−−−−−−−−−−−−

解説の方、イロイロ話してるけど、

(ボッティチェリの描く女性の顔が不機嫌であるとかミステリアスであるとか。)

アタシの説とは違うわね。(笑)


あまりにもくだらないので、書くべきか悩むけど、日記だから書くことにする。

ボッティチェリは、絵が細密だから、時間がかかったろうと思う。

モデルさんを立たせていると、みんな疲れてくる。

モデルさんは、フツーに、不機嫌、悲しげ、遠くを見つめてしまう。


ボッティチェリは、モデルさんに忠実に絵を作ってしまうという作家さんだったのではないか。

見たままにしか描けないという画家は、実は細密の人には多い。


モデルさんはキレイだったよね。キレイな人で、しかも裸体のモデルを引き受けてくれるひとも

あまりいないので、スケッチや、実写は同じ人の使いまわしってことになるし。

まあいい。

アタシの想像なんで、みなさんは、ボッティチェリの、作品の、女性の目線の

謎について考えてみてくださいね。


−−−−−−−−−−−−

展覧会の感想を言えば、宗教画大量だったので、伝説画とか、神話なんかの絵も

見たかったなと思う。

宗教画は、それはそれで美しい。

弟子が下絵を作り、ボッティチェリが最後の仕上げをしたという絵は、

ものすごい落ちるのが笑えた。

絵の才というのは、そういうものだろう。

ただ、仕上げは先生というのは、あらゆるカルチャーセンターで行われている話で、

「先生は、他の生徒さんの仕上げに熱心で、私のはよく見てくれない」

などと、アタシに愚痴る人までいるぐらいだ。

アタシに愚痴られても問題は全く解決しない。

先生に、「アタシの絵もちゃんと仕上げて下さいね」と、

菓子折りでも持っていき、直接頼むというのが正しい。


絵の世界というのは奥深い。

ただ、ひとつ言えるのは、良い絵というのは、大切にしてもらえるということである。

名前というのは、大切にされた結果、それが誰の絵かに関心を持つ人もいる。

もしくは、その人は有名だから、自分も持ちたいと考える人もいる。

それは、時間の培ってきた、別な価値観である。


弟子の絵だとしても、有名寺院の壁を何百年も飾っていることを考えれば、

なるべきは、有名画家の弟子ということになる。


ま、そこではないか。(*°▽^*)

いい絵というのは、名前は実のところ関係ない。

ごくたまにとか、生涯に一二枚、いい絵が描けたりする人もいる。

恒常的に、質の高い絵を描き続けるというのが芸術業ということになる。


結果が全てなんだよねー。

寺院や仏閣の襖絵とかは、有名画家本人の申し出で寄進されることもあれば、院展などのように、有名な展覧会とか、テレビの講師、書籍なんかで絵を見たという依頼者から、直接本人に頼んでくる。まあそのどちらかだと思う。

有名寺院が、無名の画家に何事かを頼むというのはないだろうね。町内の神社じゃないからね。(*°▽^*)

ボッティチェリは、ナイスな宗教画を大量に描いて、寺院がこぞって注文したという流れになる。

メディチが元気だったころは、宮廷の装飾画なんかも作っただろうし。


日本に、メディチはいるのか?

考えるのはよそう。マーケットというのは確実に存在しているし、

絵の売買というのは、実はホットなマーケットでもある。

売れないのは、絵が悪いというただ一点だよ。あはは。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.