◆◆◆ 2211 ★ 狩野派400年 ◆◆◆
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2015.5月17日 狩野派400年 * 狩野派。琳派とはやっぱ、ちょっと違うんだろうね。まだ識別がつかない。 絵だけが並んでいたら、誰のかも分からない。 まあいいか。 日本画と洋画の違いについては、常に考えている。 日本画は、「品格」 洋画に品がないということではない。日本画の精神は、品格から始まるので、そういう作品しか残ってこなかった。 ここが重要なんだと思う。(セットで、大量のニセもある。) 先日、FBで、花を描いた日本画を見た。アタシは、知人の絵かと思い、なんて上手くなったんだろうって 内心思った。ら、速水御舟の絵だった。(*゚▽゚*) 絵の違いは、ホンの少しなのだ。あとほんの少し。その、少しをせりあげる。それが画業である。 ところが、その、ホンの少しの違いの、「何が違うのか」は、私にも、まだ分からずにいる。 画家たるもの、その、ホンの少しの違う絵の、良い部分を手にいれなければならないのである。 良い絵になるというのは、遠い道のりである。 ■狩野永徳 檜図屏風。 *うーん、なんという躍動感。スゴイね。 これが日本画かといわれると、まだ、こういった日本画に対峙したことがないというのが正しいのだと思う。 片岡球子、日本画じゃないし。。。。。。。。ブツブツ。。。。。 先達の作品に、まだ学べるチャンスがあるということに、感謝したい。 ■狩野光信 新たなる日本画を切り開く。 豊臣秀吉の信頼を回復するため。 *一流の画家は大変だねー。 光信の絵は、永徳ほどいいとはおもわないけど、独自の筆致はある。 日本画で、オリジナリティーを感じたりすることは少ない。
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探幽 1000マイの襖絵。 うひょー。凄いな。 アタシのゴミみたいな素描千本ノックとは大違い。(*゚▽゚*) 周りを覆う大胆な余白、全体に広がる新たな余白。 ⇒ 千枚だからね、余白でコマ稼ぎ。的な。。。。。(*゚▽゚*) 探幽の素描(富士とか花など)。 墨だからね、何枚か下絵があったんだろうかね。無いよね。 紙にいきなり描いてあのクオリティーということになる。 狩野派だからね。歴代絵師の家系。スケッチを死ぬほどすると、線は迷わなくなる。 私が、今は、墨と筆で絵を描いているというのは、常に筆運びの鍛錬をするためである。 墨は、一発勝負の要素が強いけど、マジックとか、ボールペンよりも柔らかい線、濃淡や強弱のある線が作れる。 絵の自由度が増すのである。 紅葉したツタが絡まる松の木。赤い色をうまく配置している。 余白に漂う詩情。見る者の人生を映し出す。(⇒シナリオ作家のセリフ)
だからあ、1000枚作るために、余白を大胆に取り入れたんだってば。全部描くと疲れるもん。 松が将軍、気品ある孔雀は天皇を表す。 狩野派というデッカイ土台と、才能養成システム。絵とはなんであるか。日本の文化・政治をせおっている流派という自負。 権力と深く結びついて成長してきた。権力とは何かという研究もしていた。 怪怪鬼鬼 現実離れした奇怪な花。 ●京狩野の絵には、自由な精神が垣間見られる。 三楽 永徳の持っていた、どこまでも力づくで鋭角にねじ込んでくるという絵ではなく、もっとこう、日常的な楽しさとか形の面白さというのを散りばめているのが憎々しい。 |
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山雪(京狩野) 濃密に凝縮された自然界のエネルギー ずっと培ってきた伝統的な価値観の継承みたいのがあるような気がするんだけれども、 山雪以降は、一線を踏み越えてしまっているようなところがある。 山雪の樹木のフォルムというのは、完全に脳みそで作っている。 人間が考えたものをリアルにすればするほど、物凄くシュールになってくるじゃない。現代に。 そういったものに近いもの。 *美しい。(*゚▽゚*) 作家 阿部龍太郎さん |
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■ 芸の継承、発展させるための人材の育成を徹底してやれた。 1680年。狩野派絵し心得 画道要訣 「狩野派の画道をまとめた書物」 家の芸を守り発展させる絵師と、 才能に任せて画く絵師 は、どちらが尊いかという問に対し、家の芸を守る方が大事。才能に任せて描く絵師は、一代で終わってしまう。という内容が残っている。 ■ 光信、探幽が、新たなる花を咲かせている。家康から家光まで、わずか七十年ぐらいの間に時代がとんどんと変わり、注文主の好みも変わる。それに合わせて絵を描くという作業は、大変な作業だった。 *阿部先生、勉強になりました。 |
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才能に任せて描く絵師は、一代で終わる。 それは、才能なんで仕方ありません。技術を継承すべき立場にある人は、才能に任せて描いてはいけない。 とはいえ、才能があれば、それは、絵のなかで残る。 というのであれば、そういった、権力加護の中にあるグループで発展するほうがてっとり早い。 良い仕事も、増える。 ということになる。 なるほど。。。。。。。。。 やはり、成功事例の研究というのは、得るものがあるね。 |
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