◆◆◆ 2113 ★ 安倍文殊院 善財童子(快慶作 国宝) ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.12.9.

テレビ番組の消化中

 安倍文殊院 善財童子(快慶作 国宝 )

先日、国宝展にて拝見してまいりました、童子の立像でございます。

●メモ 仏像の順位 

如来→ 菩薩→ 明王(如来の化身)→天

善財童子は(雲に乗って飛んでいるく言飛んでいる

善財童子 インドの裕福な家庭に生まれたが、若くして仏教に目覚め、53人の知恵ある人々を歩いて訪ね、修業にはげんだとされています。

それは、悟りを開く理想の姿だとされています。

 安倍文殊院のご本尊は、文殊菩薩の周りに、四体の脇侍を配置(渡海文殊という図を立体化したもの)

●優填王ウデンオウ(快慶 国宝)

一国の王として仏教を手厚く保護した

●須菩提 シュボダイ(快慶 国宝)

釈迦十大弟子の一人

●維摩居士 ユイマコジ

(江戸時代 国宝)

出家せずに釈迦の弟子になった

●善財童子

文殊菩薩の助言により修業にいそしんだ

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安倍文殊院 執事長  東さんの説法

執着の心を捨てるというのが、仏教の大目標。

まさに理想なんですけれども、素直を表すお顔といわれている。

善財童子

文殊菩薩を案じ、振り返ったお顔。

雲に乗って空を飛んでいた。

仏像の目玉

局面ガラス(水晶が使われたことが多い)

目玉の形に削り出し、裏側から絵具(漆)で彩色

裏側から真綿で押さえる。

当て木をして固定。

真綿の質感が白目を見事に表現している。

目の潤いが可能。

快慶は、リアリティーを追求しながら、人間そっくりなものをもとめていくというのを

めざしたんじゃないかと思います。

奈良時代(八世紀)の仏像にならい、十三世紀の快慶はリアルな仏像を作った。

運慶、見る者を高ぶらせるような、新しい仏像の追求

快慶、静質なる彫刻家

自らの表現を極力抑えて誰もが思い描く佛の姿を彫ることこそが仏師のありようだと考えた。

大仏師 渡辺勢山さんのコメント

仏師は作家じゃない。

そこに拝まれる方の存在を感じさせる。

自分というものを滅私してゆく以外はない。

快慶というのは、勉強してくれば理解してゆく。

それが(後継の仏師の)お手本になっていったのは、必然だった。

以下番組の中に流れていた、説明の骨子

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快慶は、大昔から続く祈りの形を追求した。

仏像は祈るために作られたものだから。

未来の人にも受け継がれてゆく。

見る人を圧倒するわけではなく、しみじみと心にゆきわたるような。

だから快慶の仏像にはご利益があるんだよ。

祈りの心と信じる力。

快慶はひたすら自己を消し掘り起こしたのです。

人々の願いを汲み取るように、その祈りに心を重ねるように。

ただ手を合わせる。

仏師快慶、祈りの形。

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イイナレーションねー。

展覧会を大量に見ているけれども、やはり、番組解説を見ないと、内容がちゃんと理解できないということは多い。

今回の童子は、渡海文殊という図を立体化した作品の一部ということがわかった。

なるほどねー。

溶接のガッコウの同級生のニシジマ君にそっくりなんだよなー。@ 童子

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