◆◆◆ 2101 ★ デ・キリコ展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.11.14.

この日のメインイベントは、キリコ展。

ヤマダゴローさんが、キリコの絵を解説してくださるという講演会が行われた。

チラシを入手したのが早かったため、この講演に申し込み、席をゲットできた。

無料というのがスゴイね。

予約番号を申し出て、入館のパスを受け取る。

300人ぐらい入る会場で、さすがパナソニック。

という広さ。

会場は、関係者数人を含めビッシリであった。

ゴロちゃんの話はどうかというと、キリコの絵の解説などが続き、それから、後期印象派とか、象徴派などの話になり、

シュールレアリズム運動が云々という話や、キリコの残した本は、ほとんどが他の作家の悪口などという話で盛り上げる。

自分を正当化することが、他を否定するというのとセットになっている人間は多い。

別段、それは性格なので仕方がない。

本当の天才であれば、そんなことは関係ないと思うようになると思う。

ダリでさえ、ナントかカードというのを作り、他の画家に点数をつけ、自分の絵と比較したという話を聞いたことがある。

アタシが知る中で、最も絵の才があるのはダリだと思う。

ラファエロも、ミケランジェロも見たけど、まあ、ダリかな。うん。

あの絵の自由さは、他に例を見ない。

生きているうちから絵も売れ、有名にもなったダリだけれども、他の画家の絵のことが気になっていたというのは興味深い。

順位

フェルメール 1

ラファエロ 2

ヴェラスケス 3

レオナルド・ダ・ヴィンチ 4

ダリ 5

ピカソ 6

アングル 7

メソニエ 8

マネ 9

ブーグロー 10

モンドリアン 11

ダリは5位。

ピカソとダリがどちらか天才かといえば、アタシはダリだと思う。

フェルメールが一位というのはね、理由が知りたいところである。

ゴヤやルーベンスは入っていない。

まあいい。

こんな点数まで、ネットに流れているということもスゴイけど、画家というか、人間というものは、どんなに才能に溢れていたとしても、人の才が気になるものなのだというのがわかる。

そういう意味もあり、私は、なるべく、ダリの絵は見ないようにしている。

描ける気がしないし、自分の才能の無さが恥ずかしくなるからである。

私には私の絵がある。

私の絵を描かなければならない。

あれ、キリコの話じゃなかったんだっけ。

キリコ展。

まあ、あのクラスの美術館の割には頑張ったと思う。

来ている作品が、奥さんの所蔵品というところがポイントである。

奥さんが所蔵している作品というのは主に二種類。

一つは、オットが大切にしており、手放さなかった傑作。

もう一つは、画商が買わなかった売れ残り品か未完の作品。

このどちらかである。

そういう内容ではあるが、頑張りは感じられる。

という感想。

大切なことは、作品の良さが見るものに伝わってくるというところだと思う。

そういう展示だった。

おじゃら画廊

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