◆◆◆ 2100 ★ ウフィッツィ美術館展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.11.14.

頂いたチケットにてウフィッッイ美術館展へ。

メディチ家の黄金時代の宗教絵画や関係者の肖像画のコレクション。

私がスペイン・イタリアを旅した時には学生だった。

学生の証明証を取ると、海外で、美術館などの拝観料が無料になる。

というパスポートを持ち、私は、イギリス・スペインの美術館や博物館を見て歩いた。

無料ってスゴイよね。

ピカソ美術館に二回、ミロ美術館には三回。ガウディのサグラダファミリアには二回か三回行く。

ウフィッツイはフィレンツェにあるらしい。イタリアはローマしか行けなかったからね。コロッセウムと、バチカンぐらいしか見れなかった。

まあ、共通していたのは、大量の巨大宗教画が永遠に並んでいるというところだろう。

見ても見ても宗教画で、しかもキリスト教の布教の品なので、だんだん飽きてしまう。

というのがそのときの感想。

ということで、今回の展覧会もそんな感じ。

ボッティチェリの作品が何点か来ていたのが素晴らしい。

なかなか実物を見るのは難しい。

彼は工房を持っていたらしく、その工房のスタッフによる品というのもあった。

彼の描く女性は、どれも似ていて、モデルが同じなんだということが理解できる。

美しい上に裸体で前に立ってくれる女はそう多くはない。

竜「ボッティチェリの描く女の人って似ているよね。」

オジヤラ「モデルが同じ人なんだよ。絵が上手すぎてさ、どんなモチーフの絵を描いたとしても、顔がモデルそっくりになっちゃうんだよ。」

逆に言えば、似ていない絵は描けないということである。(*´∀`*)

宗教画というのは、肖像画よりは面白味がある。

原則、聖書の有名なシーンを描くことが多く、作家ごとに演出や配置、構図、内容などに工夫が見られるのが普通だからである。

有名画家が、傑作を描くと、凡人によるそれらの模倣的な作品も大量にできる。

そんでもって、同じ内容の同年代の作品などとしてくくられ、美術館の同じ展示室に展示されているというのは興味深い。

学芸の方が、研究している分野なんだろうと思ったりもする。

別段、アタシは、美術館は、見る専門で、どうという意識はない。

限られた予算で、それなりの集客を得て、グッズなども販売しきらなければならない。

難しい商売だと思う。

今回は来ていないのに、ミュージアムショップでは、ボッティチェリのヴィーナス誕生や、春なんかの複製画が売られていて、そちらの売れ行きのほうが、今回来日していた作品よりも沢山売れているというのが笑えた。

ダビンチ展でも、モナリザの複製画が大量に売れていて笑った。

日本人はつくづく名画に弱い。

モナリザの絵の複製画って、フツー自宅に飾らないよなと思いながら、アタシも、100円の、モナリザのジクゾーパズル、ギャラリーに飾っていることを思い笑う。

ヒゲも書き込んだからね。(この文で笑える人は、現代芸術通です。)

フジタも、晩年はフランスに移住し、キリスト教に改教した。

宗教画というのは、根底に信心がないと作れないだろうというのは解る。

酔った勢いの余興で作る襖絵のように、気軽なものではない。

おじゃら画廊

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