◆◆◆ 2094 ★ 菱田春草展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.11.3.

昭和サロンのマスターから頂いたチケット。

この前電話で話したときには7日までと言っていたが、実は今日まで。

まあ、今日行こうと思っていたので、そういう意味では間に合ってヨカッタ。

内容はといえば、流石の品格。

近美が、個人の企画展をやるという場合には、どれも納得のクオリティーという場合が多い。

それにしても、竹内栖鳳がヨカッタ、いや、良すぎたからね。

そのときに、常設展で見た菱田春草のスズメなどは、栖鳳の足元にも及ばないというオーラの差があった。

そのスズメの作品は、実は、今日もあった。

栖鳳のスズメはチュンチュンと鳴き、声が聞こえてきた。

春草のスズメは、何か例えば、寒さに耐えているとか、とにかく動きが感じられない。

下絵を厳密にトレースするという作業を続けると絵は硬くなる。

まあその画力というか、画力量の違いなんだと思う。

でもまあ、栖鳳と同じ年齢まで生きれば、春草が、彼の絵を超えた可能性もある。

超える、超えないという域でもない。

優れた絵というものは、甲乙つけがたいというのが個人的な感想である。

どちらにしても、美しいものを見る時間があるということに感謝しなければならない。

常設展も今回は力が入っていて素晴らしかった。

とくに、パウルクレーのコーナーや、ハンスアルプのコーナーは、個人的な嬉しさが湧き上がる。

奈良さんの作品も一枚、コレクションに加わったと説明があった。

展示の解説は、もっと詳しくしたほうがいいし、文字も、今の20倍ぐらいにすべきだと思う。

この前行った、国宝展の展示は、文字も大きかったし、巻物などの細かい絵は、色やコントラストを補正し、見やすく、大きく引き伸ばしたものを上部に展示してあり、素晴らしい展示だと思った。

まあ、国宝展は、3時間待ち必至。

混むことがわかっている展示は、実物に近づくこともできない芋洗状態の会場になる。

そういうときにでも、解説文字が読め、展示品の細部が写真などで見れれば、それなりに満足できることもある。

というのが個人的な意見である。

右の写真の、左側にあるのは、拾ったまな板。

木のテーブルなので、裏打ちの作業に使っている。

ノリがついても、水で洗えるからね。

漂白済み。

そういえば、この前、手焙の台が捨てられていたので拾う。

足(キャスターが壊れていた。き言が壊れていた。

たぶん、手焙ではなく、ポットを置く台として利用されていた品だと思う。

無垢の板の品で、小さな引き出しがついている。

私は、ジクゾーで丸い枠を四角くカットし、手焙や、消し炭を入れる容器、五徳を入れる缶なんかをセットして利用する。

テーブルに手焙を置く必要がなくなったので、作業台は、散らかったままである。

今日は、ジャガイモとタマネギを茹でる。

手焙で。細々と。

猫用の出入り口を作ったんだけど、隙間風が寒い。

隙間風が寒い。

これは俳句か?

>>>>> 答え、俳句ではありません。キッパリ。

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