◆◆◆ 2033 ★ 思い出した、どうでも良い話 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.7.6.

この前、某美術館でのこと。

ガラガラの展示で、アタシは、ゆったりと作品を堪能していた。

そこへ、見た感じでも、少し障害があるのかなと思われる女性が入ってくる。

そうして、正面に展示してあるオブジェの字が読めないと、学芸員に尋ねていた。

「縞の顔」

そうすると、聞かれた学芸員も、この字が読めないらしく、別な学芸員に尋ねに行ってしまう。

アタシは、横から、これは、「シマのカオって読むんじゃないかと思います。」

そう助け舟を出した。

そうすると、戻ってきた学芸員は、

「これは、タテのカオと読みます。キッパリ」

と言い、

オジャラ「え、これって、シマじゃないんですか?」

学芸「タテって言われましたので。」

アタシは、この受付嬢も、聞かれた別の人も、やっぱり読めなかったんだと確信した。

今度は、その来訪の女性の人が、「字が読めないものには、読み方もつけてください。」などと、苦情を言い始める。

学芸「こちらには図書館がありますから、そちらで調べてください。」

女「字が読めないので、読み仮名つけてください。」推定三度ほどこのやりとり。

アタシは、そっと立ち去る事にした。

大体、読み方間違ってますし。

縞という文字は、そんなに難しいのかという話にもなり、間違った読み方をキッパリ紹介したうえに、辞書で調べてくれという応対は、美術館の受付やご案内をするものとしていかがなものだろうと思ったりもする。

ボランティアなのかなと、チラリと思う。

だからといって、間違った読み方を教えていいわけが無いよな。

アタシも、作品を堪能したかったし、面倒くさそうだったから、関わらない事にしたけど、【タテ】か、【シマ】かにより、作品の意味が変わっちゃうじゃないねー。

アタシは、世の中の学力が下がっているんだろうと思いゾっとした。

応対能力についてもしかり。

アタシがこの立場なら、「お客様のご意見として、上のものにお伝え致します」

と答えると思う。

もしくは、アンケートとか、ご意見を伺う紙があるので、これに直接書くと、館長が読み判断しますので、こちらにご明記ください。

このどちらかの応対を取ると思う。

学芸というか、展覧会を監視する人の応対は、美術館によって違う。

アタシは、美術館で、よく、技法についてや、気になる事を、ヒマヒマな展示監視の方々に聞く事が多い。

六本木系の美術館は、どのお姉さんも、一生懸命に調べてくれる。(本当)

別段、ヒマつぶしに聞いているということではない。

生木のような材料で作られた彫刻は、アタシが推する限り、展示中に大きな亀裂が入ってしまったんだと思った。

何故そう思ったかといえば、明らかに大きすぎる亀裂が入った彫刻を、美術館や収集家が収蔵するとは考えづらいからである。

ので、この作品の亀裂は、購入後に出来たのかとか聞いた事あったよな。

迷惑な質問でごめんなさい。

イスに座っていたお姉さんは、学芸の人にヘッドマイクで連絡を取ってくれて、答えるのに時間がかかりますというので、二本ぐらい、同じ会場で流れていたムービーを見たあと、もう一度尋ねると、答えを用意してくれていた。

ありがとうございました。

というように、美術館の応対というのは、かくあるべきだと思うのだ。

アルバイトなのか知らないけど、展示作品のことを全く知らないというムードの人も多数いて、アタシも、素人には聞かれても解らない質問するから、それについては、申し訳ないと思うけどね。

答えが返ってこないのは普通なので、じゃ、いいですとお断りして帰ることが多いかな。

彼らも、専門家ではないもんね。

仕方ないよ。

でも、ヒマヒマそうだからね、自分の担当している作品の図録ぐらい読んだらどうかなというのが本音かな。

本日の戦利品。

ビール6本と、フェルトパンチ専用ミシン

絵物語。推定5万円相当。

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