◆◆◆ 2009 ★ 北千住のテレビロケ ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.6.7.

隣のバー、THE SUNで、ときどき会う、ヤキトリ屋のお兄さんが、キョウモトマサキの番組に出演。

店内には、鉄道の駅のパネルなんかが貼ってあって、お兄さん鉄だったんだと驚いた。

そのあと、自宅から至近の「お魚市場 魚やさん」という店が出て、次には、ふらんす屋さんというパン屋はさんが出る。

店にはアタシの絵を飾ってくださっていて、バーンと映ったので嬉しかった。

あとは、日本三大居酒屋だったかな、なんか、そんな大げさなタイトルの「おおはし」千住で二番が出る。アタシも、何人もの人を案内しているモツ煮込みの有名な店である。

千住は初めてという人は、まず、有名店を訪ねるというのは、ある意味正しいと思う。もう二度とこないかもしれないからである。

そのあとは、ピカソという100円焼き肉の店が出る。大食いナデシコギャルたちは、肉入れ食い状態。

よくもまあ、あんなに食べられるもんだね。

アタシは、ふらんす屋さんや、ヤキトリ屋のお兄さんと、結構仲良しなので、テレビから写真を撮影して、HPで紹介しようと決意する。

アタシの北千住のHPは、千住・街歩きで検索すると、長らくグーグルトップらしい。

「テレビに出た、千住のお店」

などというページを作り、広告費を稼がなきゃ。

朝、テレビ番組を見る。

クマガイモリカズ先生の作品が紹介されている。

遠くていけないのが残念だが、彼の作品が沢山集められていて興味深い。

あのヒッチだと、ニセが出るだろうなというのが、少し心配になる。

それでも、絵からはかなりのオーラが出ていて、それはテレビからも解る。

ホンモノなんだろうなというのが感想。

彼の美術館には、確か、二度程行った気がする。

どちらも楽しかった。

一階の売店兼カフェにて、カレのレゾネが売られていたような記憶。

画家なのであれば、レゾネ(作家の作品の全てを掲載した図録)は最低でも必要である。

私の相場としては、彼の絵は、1号100万円ぐらいという感触。

絵の管理がきちんとなされ、レゾネもあり、ちゃんとした画商が扱いをしているという三点セット。これ以外の条件では、画家の作品の価値は永遠に上がらない。

そうして、知人の画家が、自分の展覧会に、クマガイの描いた裸婦ソックリの作品を自分の作品として展示していたことを思い出す。

思い出さないことはできない。

私は、クマガイ先生の裸婦の絵は見たことが無いはずで、それが、ホンモノと似ているのかは解らない。

ただ、その人は、他の絵もパクリのようなところがあり、私は、有名画家先生の図録を見て、この絵はその知人の画家の描く絵とソックリだと思ったことは一度ではない。

ので、他の絵も、図録などを見て似たのを作ることを恥ずかしいことだと考えないという美意識があるのだと思う。

正確には、「俺にもこれぐらい描けるよ」

というところを示したい自己顕示欲のように思えた。

かくいう私も似たのを描いたことがある。

下に、彼のヒッチと同じように、盛り上げた絵の具が乾かないうちに、

「クマガイモリイチのcopy」ケン

などと書いている。(この猫の名前がケンなので)

色は、彼のより、ちょっと明るめ。

急いで作ったので、ビミョーにマチエールが汚い。

クマガイ先生は、きっと赤い線、面の色を乾燥させては、何度も塗り重ねて作品を完成させていると思う。(クマガイセンセイが面と面を区切るのに使っているクリムソンという色は乾きが特に遅い。)

油絵の具そのものは、半透明なので、あのようにマットに出すというのは、何層にも同じ色を重ねているのかなというのが、作ったときの感想である。

ポップな作品は、どれも心が落ち着くね。

彼は、晩年自分の画風を手に入れ、描きたいものを描いたと番組に流れる。

彼の作品は、結構小さい板に描かれているのが多いのだそうだ。

アタシの感覚だと4号ぐらいかな。

どんな板かとかね、そういうのも、実は、ホンモノかどうかというのの判断に、

いつごろ成長した、どんな木材に描かれているのかとか、そういうのも確認しているかもね。

板かぁ。

よほど成長の遅い木じゃないと、油絵の具が、木に吸い取られて、絵の具がぱさぱさになってくるはずなんだよね。

まさに、そういう、油気の抜けた色彩になりつつあり、それがまた、味といえば、味でもある。

ビミョーねー。

何度も塗り重ねていれば、欠落しないのかしらね。

長谷川利行の絵のことを思い出す。

ダンボールや、安い板などに油彩を描いては、路上で売っていた男の絵である。

ボロボロというのが正しい。

絵画には、ある程度の耐久性も必要だと思う。

というのが持論である。

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