◆◆◆ 1977 ★ 世紀の日本画展 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.3.29.

本日、ギリギリの駆け込み見学。

時間が少ししかなかったので、約20分の世紀鑑賞。

A新聞社ご愛読のお客様多数。

院展が、歴代の有名作家さんの作品を集めただけの力の入り具合。

前期と後期に分かれている展示のようだったが、前期の会期中にもチャンスがあったのに来なかったことが悔やまれる。

おおっ、入り口には、有名な横山大観先生の、子供の絵。

続いて、狩野芳崖の観音様。

「あっ、これ、テレビで見たことある」という有名作品のオンパレードに、来た甲斐があったとホクホクのアタシ。

本画というのは、テレビで見るのとは違う。

圧倒的な臨場感、絵から出てくるオーラ、飾ったときの、質感などが感じられ、より多くの事を学ぶことができるのである。

であるからして、アタシは、見たことがある画像だが、わざわざ、実物を見に、美術館に足を運ぶのだ。

奥に行き、木彫。なにやら人間が笑っていますという像を発見。

遠目でも、竹櫛田中だと判る。

何故判ったのかといえば、これほどの力のある木彫家は、彼しか知らないとしか言いようが無い。

それぐらいのオーラ量。しかも、品格というかね、格調の高さというのか、洗練された造詣というのか。その中に、ユーモア。

ここまでの作家は、彼しかいない。

という私の個人的な経験値である。

先に進むと、緑色のケシの群。

「はー」とため息の出るような美しさ。

鳥肌が立ったのは久しぶりだよな。

前田青頓先生でしたかぁ。

私がもっとも敬愛する画家の一人である。

静やかな作品の中の、軽やかなる動き。

そうして、この花は、今栽培すると犯罪だよなという、芥子という花のオーラ。

何分も見ていたいと思いながら、ステーキも食べねばならないので、食い意地には勝てず、先に進む。

小倉遊亀センセイの描いた、越路吹雪さんの肖像。

なんとも言えないというのが個人的な感想。

彼女の作品の割りには、絵が早い。

いつもは、イラストのような、静やかな筆致なんだけどね。

もっと、大胆に線を引いているんだけど、急いで作りましたという感はぬぐえない。

被写体の個性には合っているのかなと思ったり、似ていないと思ったり。

もともと、デッサンなどは、そんなには作りこんでいないんだと思う。

人物デッサンは、それなりに続けないと、人物は良くならないからである。

それでも、頼まれれば、描かないということもできないもんな。

その他、いくつも有名な作品が並び堪能。

日本画というのは、やはりいいね。

早く院展作家にならなくちゃ。。。。。(まだ言っている。あはは。)

最近は、日本画を見に行くことが多い。

理由は、よくわからないからである。

何故、これがヨイとされているのかが、判らない。

だから、判るまでが勉強なのである。

今回の展覧会には、有名な作品が多く並んでいたのでね、それなりの整理は進む。

どんな画家だって芸術家になれるわけではない。

絵というのは、描けばヨイというものでもないのである。

何をどう描くのか。

そこは、重要なところなのだ。

大急ぎで、アメヨコの中華食材の店でメンマをゲット。馴染みのステーキ店で850円のステーキランチ。

自宅で炭火焼ステーキのほうが旨いと思ってしまったアタシは、不幸者である。

が、それはそれ、別な食べ物としてワインで愉しむことにして、午後の予定に流れるのであった。

はぁ。忙しい一日だったよ。

おじゃら画廊

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