◆◆◆ 1948 ★ 川瀬巴水展-2 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送

(あとはいつでも見れますよん)

2014.1.19.

展覧会は、結構な混み具合。

版画愛好で、収集もしています。

たとえば、新聞の付録の版画の複製印刷品などを集めていますみたいなおじさまから、

愛好講じて、ルーペ持参の深い収集のシルバー様多数。

女性は、長らく木版画の教室に通っていますというおばさま連。

若い人はチラリホラリという客筋。

現代系の展示と、こうも違うものなのかと思いながら、展示品を拝見。

薄慕の青を基調とした作品は、特に美しい。

一つのスケッチに対し、いくつもの雲や月光などの試作品があり、本刷りまでの道のりの厳しさが伝わってくる。

これだけの試作品を残していたのは、刷り師か版元ということだろう。

時代が新しいということもあるけど、大切にされてきた品なのだというのが、展示を通して伝わってくる。

谷内六郎さんの展覧会も、原画の大きさがほとんど同じ作品群で、展示が物凄く美しかったと記憶する。

図録を買うかどうか悩む。

版画芸術の特集を持っているし、彼の代表作だけ持つ分には、あれ以上は必要がない。

今回の展覧会は、点数が多い分、良い作品と悪い作品(試作品や、ズレた作品)も混在しているからね。

素人が美術品を見るときには、良いものだけを見るというところが大切。

良いものと悪いものがセットになっていると、心が迷い、必要なときに、決断ができなくなる。

絵(イラスト)の参考という話であれば、谷内六郎の図録以上のものはないし、風景という話であれば、山下清の図録で十分である。

あの世界観は、彼独自の話で、本当に素晴らしい。

そういう話と比較すると、買う程ではないということになる。

田中一村の図録は、注文してまでゲットしたわけで、違いというのは明らかである。

それにしても、千葉は寒い。

帰りに、肉か、寿司でも食べて帰ろうと、ステーキ屋を探す。

ちょっとした刃物店があったので入ってみる。刃物が沢山並んでいるというのは、ワクワクするわね。

店を出て周囲を見渡すと、「マグロ」という看板がある、小さい店を発見。

あのぐらい小さいと、たいして高く無いだろうと考え、中に入る。

そうすると、既に出来上がっている酔っ払いおやじもついてきて、隣の席に座られてしまう。

はぁ。

だから、飲み屋は嫌なのよね。喫茶店はマズいし、かといって、まだ四時で、どの店も、閉まっている。

アタシは、目の前の純米吟醸を一杯頼む。

オヤジさんは、中トロ定食のご飯は別盛りにしてくれて、アタシは、冷酒でツマとトロを頂く。んー。美味い。

白菜の浅漬けと、ホタル烏賊をボイルしたお通しが出て、大満足。

隣に座った親父は、アタシのことをずっと口説いていて面倒だった。

オヤジ「年間1000万円で、俺の愛人にならないか。金はあるんだよ」

オジャラ「キッパリお断り」

隣でガタガタ話しているので、聞き流していると、どうして答えないんだとか、なじられはじめる。

オジャラ「壇蜜って知ってる?」

オヤジ「オイ、壇蜜って何だよ」

今度は、その隣の男に聞く。

男「確か、秋田の人だよね。あ、お姉さん、ダンミツに似てるっぺ。」

オジャラ「似てませんって。」キッパリ。

全く、どこまで酔っ払ってるんだか。

それにしても、千葉で、発「●●っぺ」を生で聞いちゃった。何か感激。

そんでもって、

オジャラ「壇蜜さんがね、『イイ女は、殿方が品の無い話や、ワケの解らない話をした時には、いちいち相槌を打たなくて良い』って、著書に書いてるんですよ。だから、ね、アタシも、アナタの話に相槌打つ必要ないでしょ。だいたい、自分の分は、自分で払いますから。」

常連さんだらけの狭い店に入ったワタシも悪い。

昼から飲める店は少ないので、必然的に三時間も四時間も飲んでる客ばかりという話になる。

飲み屋の客というのは、飲む以外の時間のつぶし方を知らないのが常。

アタシは、飲むのは好きだけど、別段、酔っ払いと飲み続けるほど暇でもない。

アタシは、目の前の料理を平らげ、早々に撤収。

はぁ。千葉ってディープねぇ。

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