◆◆◆ 190 ★ リトは良好 ◆◆◆

週末まで、ちと外出ギミで、忙しいもんで更新できないと思います。

2004.9.21

リトの新作は思いのほか出来がよく、アタシ的には、この程度作れれば、この先も一人でやっていけそうという気がしてくる。

んでもまあ、銅版画と比較して、売れるという気は全くしない。

完成品を並んだときに、差が大きすぎる。

リト作品は他の版画や、油絵と比較して質感とか完成度が、物凄く低いというのが実感だ。

これを芸術作品にまでするには、今のアタシにはムリという気がして仕方ない。^^

市販のオフセットのポスターとの違いが解り辛い。差が無いのよ。オイオイ。

銅版画、木版画、リトグラフ、プリントゴッコの全てを試した結果、私なりの結論は、

●刷るのは、木版画が一番楽

●版を作るのは、銅版画が一番楽しい

●リトグラフは、出来上がりがイマイチハッピーじゃない

●小さいサイズの多色刷りなら、プリントゴッコがヨイ

全部体験するのに、一体いくら投資した結果なんだよっ、といいたいわぁ。

自分の画風的には、木版画の適正が一番高いと思われるのだが、制作工程が単調で、あまり作ろうという気になれないというのが唯一の課題だろう。

正確には、力が足りないので、版を思うように作ることができなくて、ストレスがたまるということかも。

木版リトには、近々チャレンジする予定。アンモニアが手に入り次第という感じ。

んでもまあ、カレンダーは、この調子だと、リノニウム版ということになるかもなあ。

リトは、まだ、凸版のレベルまで行っていないというのが本音のところ。

それは、出来上がった作品のレベルが全く違うということだ。

マチスのリト作品は、ホントウに美しくて、あそこまで描けるようになれるとは、今は到底思えない。

それは、何を意味しているのかといえば、描画の力をもっと上げなければということである。

版画の工程としては、いくつも作って、版の精度を上げてゆく。多色刷りができるようになる。

という二点。

リトを売るためには、描画力のアップが必要ということに他ならない。

一応できてはいる、リト用カレンダーの下絵。

マルセラのヌードでいこうかなと、ちょっと描き直してみる。(モデルの皆さん。採用理由はこの絵がたまたま、上の方にあったというだけです。)

濃淡を強めるために、猫や花も描き加えてみる。

やっぱ一色というのがつまらないんだろうなあ。

ウチにあるオギスのリトは、最低でも7色は使っているもんなあ。

あんなに沢山の色を重ねるというのは、アタシにはムリだから、せめてもう一版という所だと思う。

できれば、一色で勝負したいのよね。汗。

これと、無難な柄の作品をリノニウムで作って、どちらかお好きな方でというのにしようかなあ。ヌード作品は、好き嫌いあるもんなあ。

この絵では、一年間家に飾れないぜ。

去年のカレンダー

今見てもナカナカの出来の去年のカレンダー。

今度作るときには、もう少し濃淡に気を配れると思う。

去年は、版及び半紙が偶然にも家にあった品で作られてしまったため、この大きさになった。

自分の実力アップのためには、もう少し大きい版でもいいような気がする。

大きい版を作ると、技術が上がるのである。

1万円以上お買い上げくださったお客様に無料で配布される品ではあるが、もらった人は、来年も絵を買おうという迫力のサイズ。

飾る場所無い人続出かも。

リノ版は、無難に花の作品にでもしようかなあ。

人物などは、まだ技術が足りないのである。

人物の木版は、去年も二枚作り、二枚とも失敗していたしなあ。

木版リトにも早速チャレンジして、どれにするか決めなければ。

木版リトは、白い部分、油インクの部分、水性絵の具の部分と、色塗りと黒い部分を同時に印刷できるという画期的な版なのである。

しかし、アンモニアは、5件行った薬局全てに置いていないという事実が・・・・。これがないと、先に進まない。

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