◆◆◆ 186 ★ バリバリモード ◆◆◆

4つも描いているアンドレア。

どの絵も同じ絵なのだが、この絵は構図が難しい。

細部を描く練習に丁度イイし、絵も好評(既に一枚売れ、更に2枚の予約が入っている)。

セニワティのメンバーに、アンドレアの絵が3枚売れたという話をしたら、全員爆笑するだろうなあ。

アナタはアンドレアを知らないから、笑えないだろうが、アンドレアを知っている人なら、きっと笑うと思う。

何故かといえば、3枚も同じ絵が売れるというのは、ホントウに珍しいことで、しかも、それが、もっと美人のタニアや、レアや、プスパじゃなくて、アンドレアだということがおかしいのである。

アタシにとっては、アンドレアは魅力的な女性である。アタシは、美しいだけの女より、どこか、強いモノがある方が好き。彼女は、ホントウに人間的なのだ。

毅然とした彼女の顔を、表現することができるのだろうか。

何度も形を直されて、ひび割れも直されて、まだ描き進めないで、この絵は、4人並んでいる。

来年の表紙の案。

『表紙の絵を刷新』するのが得意な雑誌編集長は、来年もまた、『表紙の絵を刷新したい』

などと言ってくる可能性がある。

といっても、100号から、背景白に変わり、ペン画のイラストは思いの他好評なので、このまま継続ということもある。

しかし、アタシ的には、油絵をもっと描きたいのだ。

人物や花などの具象だけでは、作品の幅が広がらない。例えば風景とか、表紙の絵などのように、テーマに沿った作品作りというのもしてゆかなければならない。

去年もボツになった、油彩での提案。あの時は、力が不足していた。

しかし、今年だって、今までの絵が、油絵になっただけという気がするぜ。

それであれば、もっと上手く描ける、ペンやボールペンの方が完成度が高いのだ。

油絵で提案したい理由は、色の美しさだ。

背景が白のときに、油彩の透明感ある強い色は、CGなどよりも圧倒的に美しい。

なんとか、うまく、取り入れられないものかと考える。

左の絵は8号。

額縁屋のオヤジに、安売りの額が無いか聞く。

10号はあるけど、8号は無いのだそうだ。

なるほどぉ。

世界堂で10号のカンバス頼まなくちゃ。50枚位頼むかなあ。絵の具代が続かないだろうなあ。はぁ。

オジャラよ、一体何処で描くんだよ。みたいな。

創作意欲だけでは、作品は作れないという現実がある。

人物の作品は、まだ売れる気がしない。

もっと技術を上げなければと思う。

果物の絵なんて、最近2枚、初めて描いたというのに、なかなかの完成度である。

この絵なら、バンバン描いて、バンバン売れる気がするぜ。

あれだよな、大きいカンバスに、ササっと描く方が、絵がイイというのは、やっぱ、性格が小さい絵には向いてないんだな。うん。

小さい絵の中に、イロイロ盛り込もうとするのだが、技術が足りないので嫌になってしまうのだ。

最低でもF10位に描きたいものだぜ。

F10かぁ。日本の家にはデカ過ぎるぜ。

そうして、大きい絵を描きたいと思いながら、小さい絵を何度も描きなおしている私がいる。

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