◆◆◆ 146 ★ 個展に来ていただいた方の話 ◆◆◆

2004.7.6

一番初めに来てくださった方は、銅版画ファンのようで、八百屋さんのチラシを片手に、鼻息も荒くやってきた。(初日の開店一時間前。)

そうして、アルバムに並べられた版画の値段を確認すると、(銅版画は一枚一律2000円)何枚も選んでゆく。

そうして、この作品の白い部分はヌードなのかとか、よく解らない質問をされる。

『この作品はね、恋をし始めた女性が、恋の行方を占ってもらうために、手相を見てもらっているところなんです。』

と説明する。

『ですから、外にいるわけで、白いコートを着て、襟巻きをしています。ヌードの絵ではありません。』

彼女はピンと来ていなかったが、ピンと来ていないのに、この作品を買っていった。

彼女は、この日、大きい天使の版画10000円も含めて、5枚をお買い上げになったのだ。マジっすか?

初日には、銅版画のお教室の竜さんとSさん、それから、モデルをやってくれたK嬢、北千住でデリバリー蕎麦屋をやっている、千住物語のjusinさん夫妻が来てくださった。(→チャリティーへのご協力ありがとうございました。)

しかしそのあとの日は、そんなお客様が大量に来るということもなく、知人や、ご近所でネコ関係の方が、とりあえず何か買ってあげようと、水彩画やウチワを買ってくださった。

(正確には、ウチワは、無料でもらった新聞社のウチワで、絵があまりにもつまらなかったので、自分で描いたのを貼り付けた作品で、売るつもりは無かったのだが、絵がヨカッタので、強引に買っていった方がいたという感じ。)

 

 

それから、全く知らない方で、ネットから来たクマタクさんは、作品を全部見た後、すっくと立ち上がり、『バッジはおいくらですか?』

と聞くので、『バッジはお買い上げ頂いたお客様へのサービスですので、非売品です。』

と答えると、『ボク、銅版画買います』と言い出し、アタシは驚いた。

彼は、バッジが欲しいワケだったのではなく、これから会うヤギ姉さまがバッジを欲しがっていたので、お土産にバッジを持っていこうと考えたようだった。理由は何にしろ、バッジをきっかけに、高額商品の販売に成功するアタシ。

オジャラは、何故クマタクさんが、水彩ではなく銅版画を選択したのかがよく解らなかった。

ま、いいか。

銅版画には、手がかかった、銅版画のよさというのがあるしなあ。

彼は、ネコの作品と、初期に作った(アップしてません)macのi-bookの作品のどちらにするのかを長いこと迷って、決意を決めたようだった。

i-bookの作品は、アタシ的には、ちょっと失敗していて、その辺の説明もしたのだが、『やっぱ、こちらにします。キッパリ』と、紫色がにじみ出た小さい作品を持ち帰ったのだった。

 

そういえば、この作品、前にもそんな人がいたよなあ。クマタクさん、お買い上げありがとうございました。

デッサン会の宇治ッチも利ちゃんと来てくれて、銅版画を買っていった。何故銅版画だったんだろう?

何でなのぉーっ??

Rさん、ワイン差し入れありがとうございました。

日曜日はサスケさん。ビールサンキュー。最近余りにも暑いので、冷蔵庫に入っていると飲んじゃうのよね。キッチンドリンカー画家になる日も近いわぁ。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.