◆◆◆ 136 ★ 目の手術の話の続き ◆◆◆
ドクターっ、片方だけで手術を止めないでくれぇぇぇぇっ。
2004.5.27
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アタシが通っている眼科は、『大先生』と、『若先生』の親子眼科なのだが、『大センセイ』がご高齢で倒れてしまい、『若センセイ大ピンチ。』
そんでもって、左目の手術が延期になってしまう。 マジっすか? 左目は別に問題ないから、しなくてもイーようなもんだけど、センセイの感覚が鈍らないウチに、もう片方して欲しいんだよね。 仕方がないから、直談判に行く。 『センセーっ、30分で終わる手術なんだからさー、早朝とか、仕事のアトとかに、なんとかネジ込んでよ。』 などと、とりあえず、苦情モード。 |
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ドクター『ゴメンねーっ。』 (マジ、こんな軽い調子で、やりとりは行われています) 『そんじゃ、昼休みにでも・・・・、あ、木曜日、白内障の手術あるじゃない。その後にね。』 げげっ。他の人の手術はしてるんじゃん。ったく。 ということで、もう片方の手術が始まる。 ナース『そんじゃ、二階に来てくれる?』 ニッ二階???どこにあるんじゃっ? と思っていると、エレベーターに案内され、二階の手術室に。 マジっすか? この前の、バリの診療室みたいな手術室は何だったんだよ?? そんでもって、手術服を着たドクターやナースや助手の人。 スタッフも、こっ、こんなに沢山いるわけ? なに、この高そうな機械・・・・。 |
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そうして、今手術が終わったオババが部屋から出てきて、アタシが部屋に入ることになる。 うわーっ。マジっすか? そんで、速攻でマスイ・手術に入る。 カットする『まぶた』のラインにアタリの線を書き入れ、メスでカットする。そのあと、マブタの脂肪などを取りながら、以下の会話。 オ『センセイっ。この前の手術はどーしてこっちじゃなかったんっすか?』 ド『ああ、あれはね、手術がオジャラさん一人だったしね。ムムム、こっちのイスの方が手術しやすいなぁ。ボクの前いた病院はね、この手術が日本で一番多いところでね、1万件位立ち会った』 などと話し始める。 |
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オ『パパどうなの?』
ド『まあまあね、あと二週間位かなあ』 オ『本人働く気なんじゃ、ムリして止められないしねぇ。やること無くなると、生きる気力なくなっちゃうもんねえ。ま、しゃーないねぇ。』 そんでもって、アタシは、絵を置かせてくれないか切り出すことにした。 オ『センセイ、絵とかって飾らないんですか?』 ド『絵の価値って解んないからさぁ。極力シンプルに行こうかなと思って』 オ『絵、飾らせてくんないかなあ。』 ド『・・・・』 オ『タダでいいからさー』 ド『イイヨ』 なんだか、不用品処分セールみたいなノリだぜ。 |
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大きい絵というのは、売るのは難しい。
そんでもって、描くのはカンタンなのだが、メチャクチャ邪魔なのである。 どういうことが起きるのかといえば、置く場所を確保してからでないと新作を作れないということなのである。 ド『オジャラさんって、美大だったの?』 オ『商学部。サラリーマンだったの』 ド『どっ、どうして絵を・・・・』 以下省略。秘密だから。 オ『大丈夫よ、そんな、変なの持ってこないから。アタシの絵は、激しいんだけどね。』 センセイは、かなり心配になる。 |
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そうだよなあ。見たことも無い人の絵を飾れないよなあ。
しかも、壁が石膏ボードなのよ。 オ『この壁さぁ、石膏ボードでしょ。額が掛けられるか、大工さんに相談してみるね。あんまり金具が高いようなら、やんないし。』 という感じで手術は終了する。 ドクターは、結構おしゃべり好きだと思うんだけど、一人体制になってからは、一秒足りともムダ話できないくらい忙しい。 ストレス溜まっていそうだわあ。 看護婦さんは6人はいるみたいだし、家賃がかかっていないとしたって、あの設備投資を見たら、返済するのも結構大変だよなあ。 センセイ、愚痴りたいときには、いつでも愚痴らせてあげるから奢ってね。うっふん。 という話もできないんだけどね。たはは。 |
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そんなこんなで、手術は無事に完了。抜糸まであと少し。 目の方は痛みもなく、結構順調に腫れもひいて来ている。 見た目、物凄く痛痛しいもんで、あんまり人に会いたくないというのを除いて、痛くもない。 センセイ曰く、目の腫れが引いてくると、今度は痒くなるのだそう。(経験済み) でも、たぶん、かなりの腕なんだと思う。縫い合わせたところは大して痛くもないし、自然にキレイに仕上がっているからである。 そして、口癖は『結果が全てなんですよ』 確かに。 二重マブタの手術なんて、結果が良ければ、誰も文句言わないし、痛かったり痒かったりするのは、ほんの一時なのである。 鏡を見て、違和感なければ、誰も痛かったことは思い出さないということなのだろう。 『結果が全て』だよねー。 ドクター、正しいぜ。 |
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