◆◆◆ 112 ★ 電子画集『素描-2 イラストレーション』 ◆◆◆

2004.4.8

電子画集『素描-2 イラストレーション』配布開始しました。

今度の、国際ブックフェアの分は、小さいCDに焼いて、オマケとしてつけようと思っています。

実は、このほかに『句集 イカスはいく天国』というのも完成していて、まだ、公開していませんけど、ついでに、入れて、なんとか間に合わせたいと思っています。

今回の画集は、前回のよりは、数段いいわぁ。

やっぱ、絵が多少上手くなっている。

内容的にはどうかなあ。

前回の方が、まとまっていたような気もするけど。

ま、自作の本なんで、こんなもんかなと。

最近の作品で、天使のイラスト。(画集に収録)

ウノアキラさんの画集をゲットしてからというもの、毎日眺めては、自分の作品に足りないところを研究する。

イロイロ足りないんだけどね。

この天使は、恋をして、痛みも伴って、ゲットしたハート、血も流しているけど、笑顔というワケ。

女心って、深いのねぇ。青春だわぁ。

羽が無いけどね。ま、いいでしょう。

ラッパ持ってるし。

オジャラよ、絵が切れまくっているぜ・・・・。たははは。

ま、そのうちになんとかね。

これ以上小さくすると、絵もかわいそうだしね。

そうして、らくがきの練習の成果がこの作品よぉ。

『ミロは、膨大な数のらくがきを繰り返していたので、どんな作品も失敗することがなかった』という話を読み、練習すれば、失敗しなくなるというのがホントウかどうか、身を持って試してみるアタシ。

失敗しないというか、誤魔化しているというか、もともと、失敗しているというか、表現に困るわぁ。

そういえば、先日も『もう少し考えてから作品を作る方がいい』などと、アドヴァイス頂いたけど、この作品は、考える前に完成しているんだよなあ。

その場合、どうなるんだろう。なんとなく線を引いていたら、女の絵が出来上がっていましたというのは、やっぱ、マズイのかなあ。

正確には、『何も考えずに描き始めて、オッパイっぽいラインだったらか、帽子などをかぶせたりしていたら、女になってゆきました。』という感じなんだよねー。

この話したら、逆上するかもなあ・・・・。

はぁ。

この作品は、この前、銅版画のお教室で、『山本容子式で、単純腐食に手彩色するとどうなるかを見たい』

という、お教室の生徒さんのリクエストにお応えして、私の旧作に、水彩絵の具で色を塗った作品。

山本容子は、ガッシュという絵の具を使っているけど、アタシは、透明水彩絵の具を使っている。

これは、プレス機を買った当時の作品で(たぶん、2000年ごろ)、自宅のベランダに銅版画キットを置いて、(硝酸なので外で腐食)ポタポタと汗を垂らしながら、作っていたことを思い出す。

絵は下手だったけど、楽しかったよなあ。

今が楽しくないというワケではないんだけど、この頃は、もっと楽しかったぜ。

それにしたって、よくこの版画を売ろうと思ったよなぁ。(爆)

そうして、きちんと書かれた文字や、雪のように白く拭きあげられた版画を見ると、今の版画は、なんだか、心が行き届いていないと反省させられる。

バリ島から持ち帰った、粗悪な版などで版画を作るのはもう辞めようかと思ったりもする。(全部失敗するので)

色塗るとやっぱ、一味違ってまた、イイ感じになる。

そうして、もうこの絵には戻れないのだと思うと、淋しい。

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