◆◆◆ 103 ★ 版画作り - 4 ◆◆◆

2004.3.23

エコ版画の印刷。

発砲スチロールの部分にそのまま油絵の具で彩色して刷って行く。

プレス機の圧と、絵の具の粘度、絵の具の量が微妙で、もう少し研究が必要ということは理解できた。

今回、天使やハトの図案にしたため、濃い色の紙を使わなければならなくなり、その分、刷りが難しくなってしまう。

花や猫などの濃い色のモチーフであれば、もっと完成度を高められたと反省する。

今更反省しても遅いぜ。

版を額装して出品したりしてな・・・・。版はメチャクチャカワイイゼ。

印刷はこんな感じ。

油性のインクなので、紙は湿らせなくても大丈夫なのだが、今回は、マットな白や肌色を、シッカリと紙に定着させたいので、全体をムラなく湿らせる。

水張り用のパネルと、ゴミ袋を使用。

日本の和紙は、色落ちしなくていいぜ。

昨日はケンタさんの展覧会に行く。

とりあえず、物凄く大きな場所で、ムードもヨカッタ。

昼はギャラリー、夜はバーになり、お友達とワイワイ飲めたりして、そういう楽しい雰囲気のギャラリー。

若い方であれば、こういう場所もいいかもなあと思う。

中目黒というのが微妙かも。

銀座などであれば、他の画廊から流れてくる人もいるかもしれないが、ここには流れて来ないからである。

中は、大きな箱のようになっていて、ケンタさんの巨大な作品も小さく見える。

こんなに大きな絵を一体どうするんだろうと思っていたが、前回のは、いくつか売れたのだそうだ。

今回は、扱っているサイズが大きすぎたり小さすぎたりしていて、売るのが難しかったんじゃないかと思う。

カンバスに描かれた、F3-F10程度の作品があれば、結構売れたんじゃないかと思われる筋の絵で、相変わらず、美しい線を持っている。

六本木辺りの画廊やこの手のバーで開いたら、飲み屋のオーナーなんかが買っていったんじゃないかっていう、見栄えのする作品ばかりである。

展覧会を開く場所というのは、重要である。

要するに、売る絵と、展示用の絵というのは違うから、展覧会には、両方置かないとダメということのようだ。

このポストカードは一枚150円。

一枚一枚ビニールに入れてくれていて、持ち帰るのにも汚れたりしなくてヨカッタ。

なかなか、こんな線を描いたりできないわと思いながら、エンピツなんかの作品よりも、ペンの作品や、もっと、耐久性のある作品を作ったほうがいいんじゃないかと思ったりもする。

そういえば、アタシも、色のある作品が見たいという人が多いもんなあ。

色のある無しというのは、同じ絵でも似て非なる絵で、色のついた方を好む人は多い。

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