◆◆◆ 094 ★ エコ版画セカンドステージ ◆◆◆

2004.3.11

パンチを入れられた版を、いよいよ試刷りする。

どんな感じなのか、かなり楽しみである。

水張りパネルを利用して、和紙もほどよく水分を保った状態に。

どうなんだろう。

版の上に版を重ねて置いてあるのに、ダンボールや肉用トレイは柔らかいので、下の部分までバッチリと印刷できている。

おおっ。

グランプリからは遠いということは理解できる。

やはり、テキトーに作っていたからなあ。

ミロだって、あんなに落書き風なのに、男と女とか、鳥と月と星とか、一応、実在モチーフがあったもんなあ。

その辺、何を描くか位考えて作るほうがいいかもなあ。

たぶん、色のついた紙なんかに刷るといいんだと思う。版がダンボールの上に乗せられていて、かなりコントラストがいいなとおもうのだが、半透明の和紙に刷ると、どうにも、パンチに欠けているのである。

肉用トレイや、プチプチビニールなんかの、潔くない線や面というのは、今までの版画とはずいぶん違うと思う。

とりあえず、更に3枚刷り上げたところで、かなり版がヘタってきたので、この作品はこれで終了。

やはり、これ以上作るのであれば、もっとキチンとボンドをつけないとダメだなあ。

でも、前半分を含めて6枚も刷れているし、補修すれば、まだもう少し刷れる感じはある。

版の問題で、枚数が制限されている版画というのは、ホントウに少ししか印刷できないというところがいい。

今日は、『活力アリ』の状態のお猫様。

ぼんやりしていたら、テーブルの上に置いてあった、もう一個の版の上に乗って、バリバリと音をさせている。

げげっ。

繊細な作品は、我が家には向かないということは解った。

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