◆◆◆ 086 ★ ネコの首輪を作る ◆◆◆

2004.3.5

昨日、ネコの首輪を作りにうみうしさんがいらっしゃった話をオットにすると、ウチのネコの首輪も作るようにと指示がでる。

当然といえば当然である。

左は、既に、一生かけても使い切れない料のビーズの在庫。どーすんだよっ。

ある種のコレクターかもなあ。

そんでもって、オープンしたばかりのマルイの手芸コーナーというのを冷やかす。

ネコ首輪用のヒモを探すためである。

ハマナカ手芸糸の組みひも用の絹糸8メートルというのを探します。

かなり大きな店にいかないとありません。無い場合には、刺繍糸で、少し太くよった糸があるんですけど、それを束ねて利用します。

実は、うみうしさんが、今使っている首輪というのを持ってきてくださったのだ。

絹糸を編んで作った、優しい首輪で、なかなか格調高い。端には小さいトンボ玉が使われていて、ペンダントヘッドは、ネコ用の小さいパーツのようだった。

その作品が、あまりにもネコにマッチしていたため、オジャラは絹系の糸を捜しに出た。

ゲットしたのは、この、組みひも用の絹糸。8メートルで200円程度。

長さも太さもこれで十分っす。

うみうしさんと、手芸店を物色したときには、気の効いたヒモが見つからなかったが、昨日、はじめてマルイの手芸コーナーを見て、やっぱ、これかなと思う。

刺繍糸の太めのやつや、シルクの高い毛糸を利用してもいいかなと思っていたが、組みひも用のヒモは、刺繍糸よりも、『糸のよりが多少強め』なのと、シルク素材というところで、採用決定。

(刺繍糸はコットン)

糸は8メートルなのどて、まずこれを、2メートルのところで折り返し、4本取りにする。(左の写真はちょっと大目だが、必要な首輪の長さの8倍程度は必要と解り、この長さでは短すぎたので、あとでやり直した。これを参考に作るかたは、ヒモは2メートルの長さにして、4-5本の束にする。端は、切らなくてもよい)

ド真ん中を一回結ぶ。(フツーに。)

そんでもって、エンピツを用意する。

ヒモの輪の部分を作る。

いま結んだところが端になるように、エンピツに巻きつけ、一回結ぶ。

こんな感じ。

そんでもって、どんどんと、フツーに固結びを繰り返す。

アタシは、左側のヒモを上から固結びにするというルールで繰り返していったけど、少しよじれるみたいなので、左側のヒモ、右側のヒモを交互に上にするようにすると、ヨレないかもしれない。(推定)

この説明の意味が解らないひとは、考えずに進みましょう。

とりあえず、中央まで、結び進む。

ペンダントヘッドにするとんぼ玉を取り出して、

一本だけよりわけたヒモに通す。

そうして、追加でどんどんと結び進み、最後に、小さいトンボ玉を作って、タマ止めする。
この、端のところは、ヒモだけで結ぶと、必ずほどけてくるので、針と糸を使い、何度か、タマ止めの中まで糸でしっかりと始末する。

これをしないと、組みひもは、止まる力が弱いので、必ずほどけて、壊れてきます。

最後のひと手間を省略しないようにしましょう。

首輪が壊れるのは構いませんけど、このトンボ玉を紛失すると、がっかりします。

組みひもが通るようなトンボ玉は、フツーのビーズ店には売っていないからです。(通常、テグスを使うパーツしか置いていないから)

余分なヒモをカットして完成です。

キチンと始末しても、端のヒモは1センチ位は残すほうがいいと思います。

組みひもは、その辺だけ注意すれば、ネコに優しい素材です。

どーっすか?昔のネコの首輪みたいっす。

ちなみに、うみうしさんが作ったのは、このように、もう少し複雑な作品です。(糸も全く違います)

『まくらめ』は、ネコの負担になるので、2個しか使いませんでしたが、ヒモの編みが、もう少し時間のかかった作品です。

ネコが嬉しかったかどうかはわかりませんが、彼女は、かなりハマったようでした。

市販品というのは、どうも単調で、気に入った品が見つからないですからね。

どんな太さ程度のヒモで、どんなふうに始まるのか(始まりは、輪にして、そこから反対側に流れてゆく)というのと、始末(トンボ玉で輪に通すように止める)というのだけ理解できれば、あとは、結構カンタンに作れます。

初めての方でも一個、1時間半程度でイケルと思います。(ビーズを選んだり、デザインを決めるのに多少時間がかかります。作るのはもう少し短いです。)

どーです。新しい首輪のツケ心地は?

首輪には、いつも使っていた赤い鈴と、翡翠色のトンボ玉も追加されることになる。

アタシ的には、白のとんぼ玉一個で十分だったのだが、オットは、翡翠の色のトンボ玉をゼッタイにつけてくれと、しつこくアタシに頼むので、やむなく、追加されることになる。(遠めで値段が高そうに見えるかららしい)

ネコにとっては首輪は要らないんだけどね。

そうして、何事も無かったように、眠りに入るお猫様。

『満足しているのは、飼い主だけだろう』と言わんばかりの眠りっぷりで、また、自分の世界に引きこもってしまう。

どちらにしたって、最初に猫の首の長さ、計ってから作りましょうね。

少し短いというだけで、使えません。

猫の首の太さから、2-4センチ程度ゆるめがベストです。ウチの場合、24センチ位で作りました。

あとは、トンボ玉のつけすぎに注意です。

あまりつけると重くなるので、軽めに、アクセント程度で使うのがいいと思います。

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