◆◆◆ 072 ★ 祝!自力排水ホース設置 ◆◆◆

2004.2.9

大きい版画を作るとなると、大きい版を腐食する、版画用のバットや、紙を濡らす容器が必要である。

大きいバット、世界堂価格、2450円かぁ。

これ2個は買えないぜ。

アタシは、アトリエにあるもので代用できないかを考える。当然にそうするべきなのだ。

そんでもって、廃棄しようと思っていた辰爺のシンクというのを使うことにする。

こんな小さなアトリエでも、製作用のシンクが2個もあるなんて、贅沢すぎるぜ。(外だけど)

そんでもって、ガーデンの家具の配置換えを行い、洗濯機用の排水管に、シンクの排水ホースを接続する修理。

バリ生活が長いと、この手の、生活必需品的工事などは、自力でできるようになるのよ。

排水パイプの修理に欠かせない、水漏れ防止用のテープ。

バリのより肉厚。

価格は十倍だけど、量は十倍以上という感じ。

腐食液で少し錆びていたところなどは、ピカールで磨きなおす。

まだまだ使えそう。

思いのほか広いこのシンクには、大型の紙も、ドボンと入れられる。

水洗金具はついてないけど、一メートル程横にあるシンクからホースで水を入れてみる。

水漏れもナシ。

こんな工事、一人でやるから、オカマかと勘違いされるのかなあ。女だからといって、排水工事が出来ないということではない。

このシンクだって、中はカラッポで、安いベニヤでつくられているのだから、移動できないということでもない。だいたい、こんな単純な工事も、自分で全くやろうとしないところに問題があるわね。

排水ホースがどこで売っていて、水洗金具用のテープの存在を知っていれば、あとは、手でネジ巻くだけなんだからさ、少し考えれば、誰にでもできるのよね。水道工事の費用7000円相当は節約されたのだった。

水の段取りが終了したところで、昨日の版に加筆をする。

ま、多少、メリハリついてきたかなと思う。

インクの方にも、ゴールドを大量投入、新しく作った赤で刷ってみる。

おおっ。キラキラだわぁ。

昨日の天使は、後ろの方に追いやられ、今日は新しい天使が舞う。

展覧会は、これに決まり。

新しい赤はこんな感じ。

版画に近寄ってジっと見ると、そこはかとなくキラリとしている。

ラメ入りっつー感じよぉ。

次回は、これを少し乾燥させて粘度をあげ、カンバスに描いてみます。

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