◆◆◆ 051 ★ 新しいプレス機のご紹介 ◆◆◆

2003.12.12

新しいプレス機、『雨上がりの夜空に4号』

初代『雨上がりの夜空に一号』は、友人の家に贈られた。

正確に言うと、彼の、これから完成する予定の銅版画、美女のシリーズ20枚と交換した。

彼は、地方に住んでおり、自力で、銅版画に取り組まなければならないので、アタシは、彼の作品が完成するまで、サポートのコンテンツも作らなければならないのだ。

まあいい。

銅版画の技法を理解できると、作品を見るのも楽しくなるので、知りたい人は多いはずなのだ。

銅版画は、どうやって作られるのかも読んでみたい方は、こちらに。(アトリエに来る方は、技法の質問をする人が多い。)

新しいプレス機で初刷り。

タイトルは『咲く女』

うーむ。描画が欠落しているぜ。

グランドの問題じゃないんだなきっと。

描画の線が弱いのかなあ。

こういうところにも、腕力のある無しというのは

出てきてしまう。

腕力を鍛えないとなあ。

木版画も、スゴク疲れてしまうのよ。

オジャラよ、カレンダーはどうなったんだよ。

たははは。間に合うのかしら?

こちらは、大道芸人のバーバラをモチーフにした作品。

やはり、一部の線が欠落している。

版全体に曇り。

ま、これが実力というものだ。

もう少し大きい銅板を買わないとなあと思いながら、紙代や、銅板代のことが気になったりもする。

それでも、銅版画というのは、あっという間に時間が経ってしまう魅力がある。

バリに行く以前の作品もあわせると、大体100枚。

100枚出来たら、銅版画の画集をつくろうかなと思う。

結構、カワイイ作品集になるぜ。

ガーデンの様子。

アトリエには、二畳程のガーデンが、玄関と裏にある。

裏は、作品製作に使われ、玄関は、かろうじて、草花が育てられている。

ホントはバラ園になる予定だったのだが、バラの苗にまで金が周らないというのが、本音の所である。

バラを育てるのには、土も入れ替えなくちゃならないしね。結構大変なのよ。

そんなこんなで、路地裏のガーデンという雰囲気。

北千住という感じではある。

ビニールテープの作品。

小さく切った、銅板に、小さいミイラ。

売れるとも思えないが、アタシ的には、見るたびに笑えて、心が和む。

新しい事にチャレンジし続けるというのは、実は、ものすごいエネルギーが必要なのだ。

どうやって、凹を作るのか。

何か、新しい材料はないのか?

そんな銅板に貼り付く品物を探しながら、作品を作るのは楽しい。

今度は、タコ糸を使ってみようとか、釣り糸だとどうなるんだろうとか、そんなことを考えながら、また一枚、新しい版画が完成するのである。

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