◆◆◆ 049 ★ リトグラフを習う ◆◆◆

2003.12.8

新しく出来た友人は、リトグラフを自分で作る方だった。

前からリトグラフに興味を持っていたオジャラは、リトグラフを教えてくださるようにお願いし、願いは叶えられることになる。

リトグラフというのは、もともと石版画と呼ばれていたが、今は、アルミ版にヤスリがけをした板を使っているようである。

銅板と違い、エンピツやマジック、クレヨンで描いた線が、そのままの形で版画になる。

版にも、直接クレヨンなどで絵を描いてゆく。

サラサラと描いた線が、版画になるというのは、画期的である。

アタシの作品は、かなり太めの画材で描くことも多いのだ。自分なりの線が版画になるのは、あり難い。

そんなこんなで、センセイが用意してくださった版に、とりあえず絵を描いてみる。

そうして、ご指示通り、ゴム液なる品をスポンジで表面に薄く塗りつける。

そのまま、10時間以上放置するらしい。

そんでもって、その後、油分とそうでない部分をハッキリさせる液体やら、油分を版にする液体やらを塗りこんでいく。

アタマが悪いオジャラに、覚えられるのか?

バーゲン期間中なので、必要な品物の買い物も、センセイにご一緒していただくことにする。

げげっ。こんなに大量の液体類が・・・・・。

マジっすか?

版画というのは、初期投資がかかるのだ。

オジャラよ、気合入れて、作品を作れよ。

いつまで経っても、投資額を回収できないでいるオジャラ。

大丈夫なのか?

製図台は、テーブルの横に持ち込まれ、リトのマニュアルを張られている。

版を作るのは、想像しているよりもずっと難しかった。

シルクスクリーンに、版画界を乗っ取られたのも、理解できてくる。銅版画は刷るのに手間がかかりすぎるし、リトグラフは、版を作るのが大変だからである。

それにしたって、直接描いた感じがそのまま、版になるというのは、魅力的だよなあ。

なんとかマスターしたいというキモチでイッパイになるオジャラ。

初リトグラフは、失敗に終わる。

2版で作ったチューリップは、まあまあだったと思う。

女の子は、版作りが、甘かった。

もっとシッカリと、描画しなければならなかったし、もっとシッカリと液体を塗るべきだったのだ。

この先、自力でできるのか、マジ不安だけどなあ。

とりあえず、材料はあるんで、アルミ板とか、耐水ペーパーで、いくつかチャレンジしてみよう。

新しいプレスマシンも到着したことだし・・・・。

ガンバルぜ。

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