◆◆◆ 048 ★ 油絵を描く-3 ◆◆◆

2003.12.6

写真下は、文房堂のバーゲンで買った、念願のルーレット。

こんな、エンピツ程の品物なのに、6300円もしやがる。

そうして、『ルーレットを買う時って、勇気が要りませんか?』などと、センセイは話し出し、芸術家は貧乏だと思わされる。

それにしたって、たったこれだけの品に6300円かぁ。はぁ。

まあいい。新しい作品にバリバリとチャレンジするオジャラ。銅版画は、表現の方法が他の版画と比較して多様だということに、今更ながら気付かされ、その魅力にハマりそうになっている。

木版用のプラスチックのバレンとそれを敷く、手製のバレン台。

バレン台にはフェルトが敷いてあって、椿油なるものが敷いてある。

ここにバレンを置くと、スベリがよくなるのだそうだ。

バラ。

この前描いていた作品を完成させる。

近くで見ると、もっと迫力あるんだけどねえ。

作品は、だいぶまとまりつつある。

アタシの絵を見慣れてくると、この絵は、アタシが描いた絵だという特徴が解ってくる。

近くに寄って、ジっと見つめると、さりげない個性が塗りこまれているからだ。

個展やるのであれば、あと30枚位は完成させたいよなあ。

おおっ。これは、ピカソ様。

サラリーマン時代、デスクの上に飾って毎日眺めていた作品。

暗い場所にいるアタシに、明るい所から手を差し伸べて、『君にもできるよ』と、毎日励ましてくださった。

今は、アトリエに飾ってある。絵を描く場所から、かなり近い位置に置いている。

今は、『10000枚描いたら、きっと君も画家になれるよ』とも言っている。

これは、テレビ番組で、日本人の画家がスペインを旅していたときに、道でバッタリピカソに会ったときの話である。ピカソを尊敬していた彼は、ピカソに話かけたのだそうだ。『私は画家になれるでしょうか?』

そうすると、ピカソは、『10000枚描いたら、きっと君も画家になれるよ』と答えて、去っていったのだという。

そうして彼は、現在それ以上描いていて、とっくに画家になったのだという番組だった。

もし、数値目標で画家になれるのならば、アタシにもなれるはずである。

今年は、あまり絵が描けなかったからなあ。

10000枚まで、あと7800枚。

バリにいた後半一年半で、約2000枚も描いたのである。描けなくは無い数だ。

それまで、画材などを買う金が続くかという話だけである。

多少、アルバイトなどをせねばならないかもなあ。

日本は、何かと金がかかる。

何年かかっても、やり遂げてみせるぜ。

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