◆◆◆ 044★大英博物館展 ◆◆◆

2003.11.21

オットは、「大英博物館展に行こうぜ」などと、急に芸術に目覚めたようだった。

アタシは、「一回(イギリスのに)行ったから行かない。」と答えたのだが、オットの決意は変わらなかった。

額縁屋情報によると、一昨日、大英博物館展を見に行き、一時間待ちだったらしい。

「今更、そんな混んでいる展覧会を見たくないよ」

などと、アタシは、更に拒否したが、結局行くことになってしまう。

そして、初スイカ。

おおっ。定期入れから出さなくていいというのも、機械に通さなくていいというのも、感激するよなあ。

ロゼッタストーンのレプリカ(複製品)

「複製品を展示するな」と言いたいが、

ロゼッタストーンは、大量に複製品が出回っているみたい。

マニアの方は、インテリアかなんかにしているのかなあ。

まあいい。ホンモノと同じに作られているのだし、複製品は、展示場で、かなり近い位置から見ることが可能なのだ。

ホンモノだとガラスケースに入れられて、ロープまで張られたりして、全く見えないということにもなりかねないのである。

不幸のミイラ。

なんといっても、エジプトのコレクションといえば、王家の墓から盗んできた、ミイラ系出土品。

今回のメダマというだけでなく、大英博物館の、客寄せパンダらしい。

オジャラは、イギリスに行ったとき、大規模なエジプト展が開催されていて、ゴールドのお面とか、装飾品などを、大量に見てきたのだ。(相変わらず、運がいいぜ。)

そんなもんで、いまさらという感じだが、初めて見る人は、ワクワクするだろう。

しかも、このミイラ。棺おけのフタの装飾品らしいのだが、出土に関わった4人のイギリス人が死んだとか、タイタニックに乗せられていて、船が沈没したとか、ありもしない噂の持ち主で、大人気。たはは。

日本人は、不幸好きなのか?

オジャラ家のお宝。

おおっ。ピアス猫。

大英博物館展のミュージアムショップで、ウチのオットが、猫を買うと言い出す。

そんなもんで、「ウチにも、ピアス猫一匹いるよ」と答えると、どこにあるんだよ。出しておけよ。などと、わけの解らない展開になる。

あ、ホントだ。

さすが、イギリス土産だけのことはあり、東京で売られているのより、かなり質が高い。

右の壺は、スペイン製。なんか、並べると美術館っぽいのでいつもセットになっている。

それにしたって、大英博物館も、ヤルなー。

初回の8万点は、個人の寄贈によるもの。展示場所は、国民の宝くじによりピンハネした費用で建設。

あとは、世界各国に、技術派遣だなどといいながら、専門家を派遣し、片っ端から無断で掘り起こした挙句、出土品、持ってきちゃうんだもんなあ。

「世紀の大泥棒 大英博物館展」などとすれば、もっと集客できたのになあ。

しかも、「盗品は、わが国の重要な財産なので返せ」と言われても返さないし、さらに他の国に、有料で貸し出すなんて、商売うますぎ。

そして、この集客力。

「芸術と言ふ名の盗品 鑑賞の秋 オジャラ」

そして、ピカソは、閑古鳥だったみたいで、青白い顔のおにーさんたちが、必死に、チラシ配っていました。ここ何年か、ピカソといえば、大行列だったけどなあ。今回は、イギリスの大勝利。

アタシは、ピカソの方を先に見に行きましたけど。当然に。(ピカソファンなので)

どっちがヨカッタかといえば、大英博物館の方が、充実しているかなあ。点数とか、展示品の金のかかり方がねえ。

でも、ゆっくりみるなら、ピカソだよ。間違いなく。

第一、混みすぎで、芸術鑑賞という気がしないもの。

音声ガイドは、オススメっす。

それにしたって、見るのに二時間半かかったぜ。

ウチらが一番感激したのが、バッカス像のホンモノ。

彼の職業は、「酒の神」なのだ。

しかも、ブドウをわしづかみにした「いい男」。

そして、夫婦して、バッカス様の前で、「生涯酒に困りませんように」などと、拝んでしまう。

神社にすら、厄払いにも行かないオジャラ家であるが、酒の神様だけは信じているムード。

はぁ。

夫婦してアル中になりそうだぜ。

上野駅で、東京バナナを探す。

最近、話題の東京土産らしい。へぇー。

見た目、「萩の月」系。

最初に見つけたのは、和菓子の東京バナナ。

類似姉妹品らしい。

それに気付いたアタシは、買わずに店を出る。

そうするとありました。3つ先のヒヨコのみやげ物店に、「東京ばな奈」見ぃつけた

などと書いてある。

「コッチがホンモノだぜ。」

などと言いながら、2個だけ買って帰る。

1個126円。

「萩の月」圧勝。どう見てもパクリ品にバナナ入れただけだろう。

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