◆◆◆ 026★電子本作り 新刊出版、おめでとう。 ◆◆◆

2003.9.4

著作権者が判明した、辰爺所有の写真。

鉄道写真の撮影者は、思いのほかビッグメンバーだということが解ってくる。辰爺は、鉄道関係者で、{『鉄道友の会』なる所にも勤務していたとのことなのだ。

名前などがない他の写真も、そこにいたときに、現在活躍中のカメラマンから、もらった品の可能性もある。

著作権者が辰爺で無い場合、写真の扱いは難しくなる。第一、そんなに有名な人が撮った写真なら、無料で配布なんかしないで、写真そのものを売りに出す方が儲かるもんなあ。(→売りませんって。)

そんなこんなで、オジャラは、他の写真集をつくることにした。

『日付のある写真集』ロンドン、バルセローナ、ローマ。

9.5

若い頃に撮影したアルバムを、家の奥の方から引っ張り出して、どの写真にするかを考える。

たいした写真じゃないのだが、電子本普及のために、無料の写真集は、どうしても作りたい。

自分が撮影した写真なら、文句は言わせないぜ。

本作りは楽しい。

アタシ程度の写真でも、本を出版することで、

自分の人生がもっと充実する人が増えるに違いない。

本は、次の仕事のステップになるし、自分の実力を知る、いいチャンスにもなる。

多くの方に親しんでいただけるといいなと思う。

9.6

午後はアトリエに行き、銅版画の準備にとりかかる。

今日は、プレートマーク作り。

プレートマークというのは、銅板の縁の部分である。

高圧でプレスし、インクを紙に乗せる印刷方法なので、銅板の直角のエッジは、紙を傷つけてしまい、作品を傷めてしまう。

紙を傷つけないために、銅板の縁を少し丸く削るのだが、この削った部分のことを、プレートマークと呼んでいる。

このプレートマークには、版画家の格が表れる。ツルツルとして、汚れのないプレートマークの版画作品は、プロ中のプロ。

画廊などで売られている品しか見たことない方には、普通のようだが、結構手間がかかるのだ。

時間がかかるから、プレートマークは気にしないという作家もいるし、アタシも、バリ島で、自分で銅板を切ったりしていたので、どうにもならない版もある。

今回は、注文品ということもあり、新しく買った銅板のプレートマークは、ツルツルにしようと張り切っている。

私の作品が、初めて世にでる瞬間なのだから。

ステンドグラス用のルーター(上の写真の機械)で、銅板のプレートマークを作ると、ガリガリという音がする。

そうすると、その音を仲間の声かなにかと勘違いして、セミが近くに下りてきた。

タマゴでも産んでいたのかなあ。

どちらにしたって、音に勘違いして迷い込んだのは間違いないような気がするけどなあ。

バリ島にいたときも、セミは、洗濯機の音なんかに寄ってきて、近くでジーとか鳴いていたからなあ。

ミミはあまり良くなくても、子孫を残す能力はあったようである。

うわーっ。写真ボヤボヤだったよ。

池田満寿夫の絵を見て、アタシも、この程度なら描けるような気がして描いたスケッチ。銅版画になる日は近い。

アタシの作品の方が、ピカソに似ていると思うけどなあ。

ああ、ピカソに似ていてはいけないのか。(注:彼の作品には、ピカソに似ているのがあって、その作品が有名なのだ。)

まあ、どっちにしたって、池田満寿夫の作品に似ているということはないな。うん。

誰かに似ている作品がいいということは有り得ないんだけどなあ。はぁ。

この程度、人体を展開するのなら、楽勝という気がする。

オジャラのお友達のイラストレーター君も、アタシの作品は、もうちょっとブレイクできるはずだなどと、メールを送ってきたしなあ。たぶん、もう少し、人体を展開させてくれということだと思う。

しかし、ビュランで線を作るのは辛いのよねぇ。

まだ持ってないし。銅版画って、お道具代がかかるのね・・・・・。

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