◆◆◆ 022★油絵仕上げ ◆◆◆

2003.8.25

今日は、お猫様は、かなり具合が悪そうだった。キバが抜けた所が痛いらしく、フエッフエッなどと、時々泣いたりもする。

うーむ。鎮痛剤を少し砕いて、スポイトでムリに飲ませると、静かになり、爆睡。

久しぶりのモデル座りに、猫の絵を描くことにする。彼女がモデルらしくポーズを取ってくれたのは、初めてである。

まあ、こんな感じ。

ささっと下書きして、ボテボテと塗り重ねてゆく。

スケッチ会などで、何度もボディラインをクレヨンでなぞる作業は、油絵で下絵を描いたり、線を引いたりするときの訓練になっているなと感じる。

いつも、これくらい、見えるところで寝てくれれば、もう少し描けるんだけどなあと思いながら、猫を見る。

猫と暮らしていると、毎日、あまりの気ままさに、驚かされるのである。

上の猫の絵のあとで、この前、赤いヒゲを描き込んだ猫の絵に、ブルーの線を加筆する。

ウルトラマリンライトという色で、青の中でも、コバルトブルーと並んで好きな色である。

さすがに、青を重ねると、画面が引き締まる。

この絵は、こんなもんでいいかなあ。

猫のヒゲは、白いのも加筆しようかと思うが、失敗するリスクもあるので、この辺でおわりにすることにする。

ちと、色がもの足らない気もするけどなあ。

油絵には、手順があり、ここまで完成している場合、背景などに、手を加えるべきではないのである。いつも、それで失敗しているんだもの。たははははは。

こちらの絵も完成。写真がぼやけてしまったが、まあまあと思う。

やはり、ブルーを入れると絵が引き締まる。

ナイフで描いたこともあり、あまり出来はよくないけど、こんな絵でも、身近にあると、ウレシイものである。

こちらにも、ブルーを重ねる。ちと、ブルーに白が混ざりすぎて、猫が、もうイマイチ。

後で、もう少し濃い青を重ねよう。

目が、なんだかなあ。グリーンを入れたほうがいいかなあ。

この絵も、あと、一回位、加筆して終わりにしよう。

背景が、ちょっと暗かったかなあ。

昨日のデッサンも、一枚描いてみようと、新しいカンバスに向かう。

人体は、猫のようにはいかんのよねぇ。

なんか、顔デカかったかなあ。

下絵がものすごい大きいので、どうも、小さいカンバスに描くというのが、不満になる。

足の割りに、腕が太かったかもなあ。うーん。

もう少し、細い筆を使って描けばいいのかも。

どっちにしたって、昔の絵をどうしようか、また考え始めている。白く塗って、他のにするべきだろうなあ。

新しい絵を描く方が、楽しいからなあ。

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