◆◆◆ 019★デッサン会の準備 ◆◆◆

2003.8.23

今日は、グランドを塗った銅板がまだ一枚あることを思い出し、もう一枚、ヌードの作品を作る。

タニアにするか、ミシェルにするか悩むが、タニアにすることにする。

ミシェルの絵は、細長い版の中に入らないと判断したからだ。変な理由ではある。

他のスケッチも、もうそろそろ袋から出して、制作活動の参考にしようと思いながら、紙のサイズがでかすぎて、どうにも置く場所や広げる場所に困るなあと思うと、なかなか出せないでいる。

銅板に線を入れると、次は、腐食をする。

腐食液は、とうふ用のタッパーウエアに入れられている。

豆腐を取り出すときに便利な、プラスチックの道具がついており、銅板を液から引き出すときに便利だからである。

今日は暑いので、外で4時間程度腐食させようと思う。暑いと腐食が早い。

毎日一枚くらいのペースで作れると、線が安定してくるし、細かいテクニックが身についていいなと感じている。長期に作らないと、問題点などを忘れてしまうことが多いのだ。

明日の朝の銅板がもうなくなってしまったので、グランドを塗った銅板をもう少し作らなければならない。

銅版画は、下準備に時間がかかるのだ。

今日は、スケッチ会に参加するので、紙やクレヨンなどを用意する。

スケッチ用の紙は、バリにいたときよりも、ワンサイズ大きくなったため、手持ちの袋の中に、紙が入らないという事態になってしまう。

まあいいか。

デッサン会は大井町なので、早くでかけて、ユザワヤでカンバスを買おうなどと、考えながら、腐食中の作品があることを思い出し、時間的に厳しいかもと考え直す。

クレヨンの色を確かめて、クレヨンの予備を持っていこうと探すが、見つからない。どこに入れたのかなあ。

クレヨンを探していたら、銅板が出てきた。

うーむ。いいんだか悪いんだか解らないが、どちらにしたって、探していたものが出てきたことには変わりがない。

プレートマークをつけたり、表面をヤスリと磨き粉で磨いたり、裏にカッティングシーとを貼ったりすると、もう、何時間も経っているのであった。

銅板を磨いたり、プレートマーク(銅版画を印刷するときに、紙に穴があかないように、銅板の端っこを少し削る作業)をつけたりするのは、思いのほか力が必要で、汗がポタポタと流れてくる(作業は外)

息抜きに、梅原センセイや、棟方センセイの画集を見る。

龍ちゃんの作品は、ミドリが効いている。空もミドリだもんなあ。雲はゴールドだしな・・・。女性モデルは、若かったに違いない。油絵のテクニックや透明感は、さすがに巨匠。

日本のゴッホは、女性がみな同じ顔をしているので、なんか安心する。変なところで安心するよなあ。

今日のお猫様。

アタシが絵に没頭していると、どこかで爆睡しているのが常である。

最近は、近所を一回りすると、午前中は押入れの中、午後は、椅子の上が気に入っているようである。

この椅子は、ショップに置いてある椅子で、アタシがペンキを塗り、がたつきを仕立て直した品。

ポストカードなどを展示する予定。

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