◆◆　003　◆◆　『和服とサリアピの壺』

ハワイ在住の日本人ＳＹ嬢との出会いは、複数に渡る。

最初に、プラノトギャラリーのデッサン会で出会い、その後、セニワティ、バティック工房で出会う。

ＵＢＵＤは狭い。芸術的な体験をしようと思うと、できる場所は限られているのである。
私は、彼女にモデルになってくれないかと頼んでみる。
バリ人が、道で日本人を次々とナンパするような気分が解らなくも無い。

当日は、和服希望ということで、日本から持参した、しぶい和服（織りの単の着物）を
来ていただいて、何ポーズか描かせていただく。

アタシが、陶芸家のスーザンの店に行った話をすると、
実は、前回の旅で、彼女は、スーザンの工房で陶芸を習って、
今回、作品を取りに来たのだそうだ。うーむ。なんて行動パターンが似ているんだ。

アタシは、彼女が、この絵を見たときに、
バリのことを思い出せるように、スーザンの壺も絵の中に入れてみた。

ハイビスカスだけだと、どう考えてもハワイだもんなあ。

もうちょっと、顔をまあるく描いたほうが、ヨカッタかな・・・。たはっ。