Rica's Works Oil Paintings
天使 『An Angel』
memo ミロの絵は、何とも自由である。
黒と赤だけで描かれた絵の事は今でも忘れない。
伊勢丹のミロ展では、体中に鳥肌が立ち、そうして、二度目に見に行ったときにも、また鳥肌が立つ。
自分なりには、感動していたというキモチは無いが、脳とか、肉体とかが、勝手に感動していたのだと思う。
そうして、折角、赤や黒を手に入れても、あのようには描けないでいるのが、アタマに来る。
ミロの絵を、ミロ美術館で、全部色鉛筆でスケッチしたときのことを思い出せよ。そうして、何故、あのスケッチブックを捨ててしまったのか、今でも後悔していることまで思い出す。
絵にまつわる思い出というのは、果てしなく続いてゆく。
この絵には、本当にアタマに来て、アップするかどうか迷ったが、制作記録なので、載せることにする。
ルノアールでさえも、失敗した作品というのはいくつもあり、何度も取り出しては、塗り重ねたと、記録にあった。
そうして、今回の文化村の展覧会では、そんな絵すら展示されていて笑えた。
size F4 2004年2月11日
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