024 ★ アルミ板・CDマーカーによる習作

高額商品お買い上げのお客様向け版画カレンダー-2

『南国の女』

2004年11月30日

まあこんなもんで。

今日は、昼頃から額縁屋のオヤジがやってくる。

オヤジよ、用も無いのに来るなよ。

そんでもって、アタシがリト刷りをしている後ろで、『インクが固すぎる』だの、『版が汚れているから、汚れを取れ』だの、ガタガタ言い始めて、作品の完成度がアップする。

自分は防寒具を来て作業していたので気づかなかったのだが、インクは確かに固くなっていた。

部屋を温め、スタンドオイルを混ぜて練る。

それから、印刷をする。

この版も、最初のインク乗せに失敗してしまうが、そのあと、汚れを取り去り、何枚か刷る。

線が細いので、インクを細部までキレイに乗せたり、印刷するときに、水からにじみ出たインクで紙が汚れないように気を配る。

自分でやっていると、必死なので、あまり作品の汚れなどについて気にしたりしなかったが、作品がキチっと作れると、そうでない作品との差が大きくて驚かされる。

そうして、手足の表現がまだ下手なので、もう少し練習しようなどと思ったりもするのである。