◆◆◆ CD-ROM(アクリル板・ガラスなど)に版画を転写する ◆◆◆2016.9.18記 /
何カ月か前に、FBにて、版画家の柄澤先生をお見かけし、勇気を持って
お友達申請をさせていただきました。
日記に、CD−ROMの旧作を展示しましたところ、先生から、直接アドウァイスを頂きました。
私などより、参考になる方もいらっしゃると思いますので、ご紹介させていただきます。
気になった方は、是非、チャレンジしてみてください。
これは、CDに彫ってプリントした作品ですが、柄澤先生は、銅版画を、CDに
プリントしたらどうかというお話をしてくださいました。以下、だいたい、こんな内容です。
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まず、普通に銅板画(重版)を作ります。 これを、薄い紙に印刷します。 薄い紙=雁皮紙(がんぴし)という和紙が有名です。 *雁皮紙(がんぴし)は、超薄いので、銅版画の繊細な線や面などを、厚い紙よりも、ぐつと正確に紙に吸い取ってくれます。 ので、まず、雁皮紙(がんぴし)に刷り、それを、厚い版画紙に貼って展示するという方法を、プロのセンセイ方は取られています。 紙に貼りつける場合、雁皮紙(がんぴし)に、最初にノリをつけて、印刷するのですが、CDや、アクリル版などに、直接転写する場合には、ノリは使いません。 |
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先生の説明だと、こんな感じで、イロイロな材料に転写できるのでは ないかというお話でした。 ご助言ありがとうございます。感謝します。 ちなみに、左上のキッチンペーパーですが、 防水+ツルツルした滑りという内容から、クッキングシートが 良いと思います。 また、バレンで、吸水性のない材料に転写するため、 版画は、線だけで作る方が、転写したときに、 良く見えるのではないか。 というご助言も頂きました。ありがとうございます。 版画は長らくお休みしていますけど、また再開したいです。(* ゜▽ ゜*)ノ |
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【マメ知識】
紙の準備。 紙は、雁皮紙を使います。 薄いので、すぐにぐちゃぐちゃになりますから、気をつけて下さい。高いです。 和紙は、水の中に漬けておくと、溶けてしまいますので、 銅板画であっても、木版画のような湿し方をします。 まず、ビニール袋と霧吹きを用意します。 ビニール袋の中で、紙に霧吹きをかけます。 ムラ無くかけなければなりませんが、かけすぎると失敗します。 この辺は、試行錯誤してみてください。 とりあえず、このように、ビニールのフタをして、平らな板などに挟んで、2時間くらい湿しておきましょう。 |
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